お久しぶりです。

一か月以上ブログを放置しておりました…。

 

コメントをくださった方々、まだ返信できておらず、申し訳ありません🙇‍♀️

コメントは自分にとってとても嬉しいもので、いつも励まされているので、少しずつ丁寧に返信させていただくことを、勝手ながら赦していただければと思います。

 

 

さて、ブログを放置していた理由の説明も兼ねて、しべりあの近況報告を…。

 

7月はしべりあにとってわりと大変な一か月となりました。

 

原因は、ずばり体調不良。

たがか体調不良、されど体調不良。

 

毎月初めに起こる生理時の貧血が長引き、そこから発熱に至り、なかなか治らない夏風邪をこじらせてしまいました。

 

最初はいつもの貧血の症状でした。

それがかなり悪化し、頭痛のあまり苦しくて夜眠れなくなったり、吐き気がしたり、何をするにもぜいぜい言ってまともに動けなくなってしまって…。

 

あまりにも苦しいので熱を測ってみたところ、なんと37.8度あるではありませんか。

 

ぎょっとしたしべりあ。

と言うのも、熱が出るなんて、小学生の時以来だったからです。

つまりおよそ20年ぶりの発熱だったのです。

あまりにも久しぶりの出来事だったため、電子体温計の使い方すら忘れており、ボタンを押さないまま脇に挟んで長い時間ただただぼーっと待ちぼうけをする、なんてドジもふんでしまいました…。

 

幸いだったのは、検査の結果コロナではなかったことでしょうか。

 

しかし、陰性結果にほっと一息ついたのもつかの間、普段風邪などひかない人間ですから、この発熱にすっかり身体がダメージを食らうはめに。

 

食欲は落ち、身体は熱いのに寒気がして、エアコンをきかせても布団をかぶっても苦しくて眠れない、という日々が結構長く続きました。

 

そして、熱が下がったと思いきや、今度は空咳が止まらなくなり、声がガラガラに(何度も言いますがコロナではありませんでした)。

 

 

こうやって体が弱ると自ずとそれにつられて気持ちも弱くなるものです。

しかし、そんなタイミングで今度は別のトラブルが発生。

 

夫とのケンカです。

 

風邪で寝たきりで、家のことをほとんどできずにいたので申し訳ない気持ちでいっぱいで、ある程度熱が下がった時に、「ごめんね、明日はごはんちゃんと作るね」と謝ったですが、そこで夫の怒りが爆発しました。

 

夫いわく、「なんで自分のキャパシティを考えずに仕事のシフトを入れるのか」、「結果的にそれで体調を崩して職場に迷惑をかけている」、「前から自分のキャパシティを考えて仕事を選ぶようにと言っているのに、どうしていつまでたっても直そうとしないのか」。

 

 

…詳しく説明すると、今回の私の体調不良は、やはり職場にまだ上手く気持ちが適応できていない状況で、シフトを職場から求められるままに入れて、週6勤務とか、遅番明けの早朝出勤などが重なって、すっかり生活サイクルが乱れてしまったことが原因でした。

 

夫は、そんな私を以前から心配してくれていたのですが、私が彼の助言に従うことなく、シフトを入れまくって結果体調を崩したので、怒ってしまったのです。

あと、ちょうどタイミングが悪く、夫の機嫌が悪い時だった、というのもあります。

 

夫の言っていることは心配からくるもので、なおかつ正論であり、受け入れる余地しかないのですが、この時私は病み上がりで気持ちも弱っていたため、夫からの激しい叱責にあっさり心が折れ、ぼろ泣きしてしまいました。

しかも、ぼろ泣きし始めた私を無視し、無関心な態度で野球中継を観るだけの夫の姿に更に傷つき、号泣(さっきも言いましたが夫はこの時機嫌が悪かったのです)。

 

治りかけていた風邪がそれがきっかけで再度悪化するという事態に陥りました。

 

 

その後、夫と話し合い、それぞれの気持ちを伝え合い、謝罪するべきところはお互いに謝罪するという時間をもったのですが、夫は私が今の仕事をこのまま続けることに反対しているので、回復後職場復帰したものの、シフトの量などに特に変化が見られない私に対して、彼はやはり苛々しているようです…。

 

特に、ここ最近は職場でコロナが流行り、欠員がでた為、私が代打で休日出勤を急遽しなければならないことが何度かあり、そのたびにやはり良い顔はされませんでした。

代打出勤の振り替え休日があれば良いのですが、ないもので…。

 

 

正直、私も今の仕事を続けることに悩んでいます。

 

夫の言う通り、キャパオーバーだし、気持ちも身体もついていけてないからです。

 

それでも、たった半年で辞めてしまっては、なんだか自分がダメな人間だということの証明になってしまうような気がして、そんなくだらないプライドで、さして情熱の持てる仕事でもない今の職場にこれまでい続けました。

逆に言えば、私が今の仕事を続けている理由は、そのくだらないプライドだけなのです。

 

なので、夫に叱られ、職場復帰した当日、私は職場に素直に伝えました。

「正直、今回体調を崩してしまったことでこの仕事を続けていけるという自信がなくなってしまった」

「また体調を急に崩して、職場の皆さんに迷惑をかけてしまうかもしれない、という不安もあります」

「半年働いてみたが、自分にとってこの仕事はキャパシティを超えており、向いていないと思う」

「夫からの反対もあり、辞める、という方向に気持ちが傾いている」

 

職場の上司からは次のように返答されました。

「辞めるか辞めないかはしべりあさん次第、こちらからは何も言えない」

「でも半年ではこの仕事に向いている、向いていないは判断するのは早いと思う」

「あと、正直な話、こちらとしてもしべりあさんには結構気を遣ってきた。辞めるのではなく、職場に恩返しをしよう、という気持ちで働いてほしい」

「体調不良は誰にでも起こりうる。欠勤はスタッフ全員でカバーする」

「そうやって助け合っていく、自分たちは単なる仕事上の付き合いではなく仲間ではないか」

 

正直この返答、申し訳ないのですが私が嫌う、身の毛のよだつ言葉のオンパレードで(職場へ恩返し、とか、仲間だとか)、この時点で「ここの職場の人たちとやっていけない」とほとんど確信に近い気持ちがむくむく心の中で首をもたげてきたのですが、「しべりあさんに気を遣ってきた」というその言葉が、その身の毛のよだつ言葉のオンパレード以上に心に重く響いて、私は結局「辞めます」と宣言できずにその日、そのまま帰宅。

結局のところ、またもやくだらないプライドです。

「気を遣ってきた」という職場に対して、あっさり「でも辞めます」と言ってしまっては恩知らずという烙印を押されてしまいそうで、そしてやっぱり、ここまで気を遣ってきたのに仕事を続けることのできない、ダメな奴だと思われそうで。

 

結局、その後もずるずる仕事を続けており、相も変わらず週6勤務や遅番明けの早朝出勤をこなしています。

 

なので、8月もそんな相変わらずなシフト状態だったことを知った夫は、また苛々…。

 

とほほのほ。

 

 

 

そしてまた周期的に生理が近くなり、なんとなく気持ちが猛々しくなっていた今日。

私は久しぶりに、You Tubeでとある動画を視聴しました。

 

残念ながらアイドルではありません。

短いバレエ作品の動画で、タイトルを「牧神の午後」といいます。


 

 

これは、私がかつてすごく愛好していたバレエ作品で、卒業論文のテーマにも選んだほどの情熱を、この作品と、この作品を創り上げたバレエ団に対して当時は持っていました。

でも、今の私のように、気持ちが弱り、なおかつほとんど動物的な、原始的な猛々しさまで伴った、無防備な状態である時に、この芸術作品を観て、聴くべきではなかったかもしれません。

無防備な心に、この作品はあまりにも強く、それでいて信じられないくらい優しく響き、魂を揺さぶってきたからです。

 

ドビュッシーの音楽。

ほとんど非人間的なまでに美しい、水の流れのような音楽。

レオンバクストの美術。

ギリシアの壺の挿絵に着想を得たという、ニジンスキーの手掛けたコレオグラフ。

 

数百年前に、人の手と心が創り上げたこの作品は、数百年後の未来に住む、東洋の島国の女の心を救うには、十分すぎるほどの力を持っていました。

 

以前、別の記事にも書きましたが、私は優れた音楽、絵画、建築、文学、演劇などの文化・芸術を崇敬しています。

何故なら、それらは人がもつ、最も純粋で最も美しいものが結晶化したものだからです。

人にどんなに残酷で、身勝手で、醜い部分がたくさんあったとしても、それでも、誰しもその魂の奥底に、ひとかけらの輝く善なるものを持っている。

そういう、人間に対する希望を、芸術作品を通して、私は感じるのです。

だって、人の悪い部分から生まれた落ちたものが、これほど人の心を優しく動かすことはできないだろうから。

 

 

私は心を動かされました。この上ないほどの優しさをもって。

そして、自然と涙があふれてきて、自ずと、ここ最近すっかり習慣になっていた無感動さが洗い流され、素直さが戻ってくるのを感じました。

 

明日になれば、またくだらないプライドが私を支配するかもしれません。

 

でも、今だけは素直に言えるけれど、私は今の仕事を辞めたいし、病み上がりの身の私にあんな厳しい叱責をあびせてきた夫にむかついているし、「恩返し」だとか「助け合い」だとかそういう言葉を易々と、たいして仲良くもない相手に遣うことのできる上司が嫌いだし、「気を遣ってきた」と言われても正直遣われた感覚は一切なかったし(むしろ、私がある作業を集中してやっている時に急に別の指示を出されたり、「しべりあさん、終わりました?」や「しべりあさん、下に下ろしてください」など、「何をですか?」と毎回聞き返さなければならない類の主語のない指示や質問をされるので疲れていた)、私はおそらくダメ人間かもしれないけれど、それでも、「牧神の午後」に感動して、心から幸福になれる、そういう人間で、そして私はそんな自分が本当は好きなのです。

 

 

…深夜の、情緒不安定なテンションで書きなぐっているので支離滅裂かもしれませんが、今だけ言える、これが自分の本心です。

 

 

正直ここ最近、気持ちが疲れきっていて、ブログを更新したりコメントを返信したり、とにかく気持ちを素直に言葉に変えるという作業自体ができずにいたのですが、「牧神の午後」に励まされ、今やっとブログで言葉を綴ることができています。

 

 

なんというか、こんなひっちゃかめっちゃかな近況報告になってしまい、すみません。

でも、今のこのタイミング、この取り戻せた素直さを逸してしまっては、またブログが書けなくなると思い、深夜に急遽更新している次第です。

 

 

とりあえず、まだ仕事に関しては悩んでいる最中ですが、職場でも、そして家庭でも今上手くいっていない状況なので、それを打破するために動こうと思います。

 

そのための力を、ちょっとだけですが、今は蓄えられている気がします。

 

 

そして、また昭和アイドルネタで、必ず更新します!

 

取り急ぎでしたが、以上がしべりあの近況報告でした。

 


※本当に突発的に殴り書きした投稿なので、もしかしたら冷静になった後、削除するかもしれません。

身勝手な事とかかなり書いていますし…。