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14年度末開業の東北縦貫線~「上野東京ライン」
こんばんは、ビンディーの小林治巳です。
JR東日本は9日、上野駅と東京駅が終点の路線を直通運転させるため、上野―東京間に線路を新設している「東北縦貫線」(約3・8キロ)について、2014年度末に開業すると発表した。これにより、宇都宮・高崎・常磐線と東海道線が直通運転される。同社は、直通ルートの愛称を「上野東京ライン」と決めた。
東北縦貫線の開業によって、同社は、宇都宮・高崎・常磐線から上野駅で京浜東北線や山手線に乗り換える乗客が減り、上野―御徒町間の通勤時間帯の激しい混雑が緩和される効果などを見込んでいる。(朝日新聞)
上野駅は東北本線(宇都宮線)、高崎線、常磐線の終着駅なんだね。東京北部から入ってくる列車はすべて上野駅が引き受けていたんだ。湘南新宿ラインの開通で多少、緩和されたといっても上野ー御徒町間の混雑率はなんと200%のままなんだね。このくらいの混雑率になるとちょっと奥にはいってしまうと降りたい駅で降りることもままならないね。
湘南新宿ラインもそうだけど、JR東日本はとにかく都心部の車庫を減らす運行を最優先している。今回の上野東京ラインも東京郊外の各車庫を往復させることにより都心部の車庫を減らして一等地の土地の有効利用を促進させるのが目的なんだね。確かに上野の北側には尾久の広大な車庫があるんだ。いくら下町とはいえ確かに車庫に使うにはもったいないね。
そもそも東北本線の起点は東京駅なので、今回の路線開業は当たり前といえば当たりまえなんだけど、山手線の上にさらに高架を作ることはかなり沿線の反対もあったようだね。またただでさえ斜陽化が進む上野駅が通過駅になってしまうと上野商店街では複雑な心境のようだね。
鉄道の方向性で街も変わってしまう。鉄道は今も昔も影響力があるんだね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳