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リニアで「大阪超え」を狙う名古屋
こんにちは、ビンディーの小林治巳です。
2027年のリニア中央新幹線開業をにらみ、名古屋駅の再開発を巡る動きが本格化する。
20年の五輪開催で東京一極集中の加速も指摘される中、関係機関は「名古屋駅周辺地域のスーパーターミナルシティ化を推進する協議会(仮称)」で地域の活力を最大限に引き出す考えだ。財界首脳からは「西日本の玄関口に」と期待する声も出ている。
「指導力が欠ければ計画の具体化が遅れる」。愛知県や名古屋市、鉄道事業者などの幹部が再開発を非公式に協議したのは今年8月上旬。政官財が個別に対応している現状に不安の声が上がり、結束して取り組むことで一致した。
再開発は戦後最大の事業規模になるとみられる。同駅はJR東海の新幹線や在来線、名鉄、近鉄、地下鉄などが乗り入れるが、リニア開業で乗り換えしにくい構造は一掃される見通し。防災対策を踏まえた一帯の再開発やリニア駅建設工事の跡地整備も不可欠だ。
関係者が懸念するのは各機関の利害対立や費用負担の調整。8月の会合では「関係機関だけでは計画を迅速に進めづらい」と政治力を求める声も出ていたため、国会議員もオブザーバーとして加わることになった。
名古屋駅の再開発は駅の再整備にとどまらない。
「名古屋には西日本の玄関口になってほしい」。中部財界首脳はリニア開業で名古屋が大阪を超える存在になることを期待する。45年のリニア大阪延伸までに人やモノの流れを東海地方に移行させ、延伸後もつなぎ留めようとの思惑だ。
実際、名鉄がトヨタ自動車のビジネス需要を見込んで鉄道高速化の検討に着手するなど、地域活性化との相乗効果を狙う動きも出始めた。中部国際空港会社や名古屋高速道路公社が参加するのも鉄道、道路、空港の機能を複合的に向上させることで東海地方全体を底上げする狙いがある。(読売新聞)
2027年は先のことだと思っていたけど、経済的にはどんどん話が進んでいるようだね。確かに大阪まで延伸される45年までには、それなりの機能を名古屋に集中させる必要があるよね。
2010年の日本の県別GDPランキングは、東京都91兆円(世界国別14位)、大阪府36兆円(世界国別25位)、愛知県31兆円(世界国別27位)で名古屋は二位の大阪に手が届くところにいるのも事実。名古屋としても大阪にリニアが延伸する45年までにはもう33年しか時間が無いということだね。
愛知県を牽引するのはトヨタを筆頭とする物作り産業達だね。家電産業にも復活の兆しが見えてきたし、日本の物作り産業が名古屋から日本を牽引していって欲しいね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとううございました。
小林治巳