元大学生後歯科衛生士専門学校生現在歯科衛生士のブログ -35ページ目

元大学生後歯科衛生士専門学校生現在歯科衛生士のブログ

大学を卒業し、医療系の専門学校の歯科衛生学科を経て歯科衛生士になりました。
4大出の歯科衛生士というだけで好奇の目でみられることにうんざりしつつ、現在DH3年目です。
気まぐれなので、途中で放置するかもしれませんが、よかったらお立ち寄りください。

久々に更新します。
昨日は某国立大学で解剖実習をさせていただきました。
今まで歯科衛生学科が全身の解剖実習に参加することはなかったのですが、
去年から歯科衛生士の過程が完全に3年制になり、より全身に関する知識が必要になるということで、
私の学校では去年から歯科衛生学科も医学部の解剖実習に参加させていただけるようになりました。

昨日は3時間ほどの実習で、6人のご遺体を見せていただきました。
今は、献体して下さった方とそのご遺族の方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
自分が入院していたとき、看護士と交わした会話を思い出しました。
高校1年生の時、私は網膜剥離で1ヶ月入院しました。
その時担当だった看護士さんと仲良くなり、色々な話をしました。
その中で、「看護士になるためには解剖があるんでしょ?気持ち悪くならないの?」とききました。
その看護士さんは、「確かに気分が悪くなったり、倒れてしまう学生もいたけど、僕はご遺体を提供してくれた方に感謝したよ。すごくありがたいと思った。」と言っていました。
その頃は自分が解剖実習をすることになるとは夢にも思っていなかったのですが、
その会話を交わしてから約10年後、こうして解剖実習を終えて、今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

私は大学卒業後、歯科衛生学科に進学することを自分で決めました。
しかし、自分で決めておいて言うのもなんですが、願書を提出するその時まで、
自分が医療系の道に進むとは思っていませんでした。
高校は2年生から文理が別れるのですが、私は文系のクラスに進んだし、
その頃から大学は文学部に行きたいと決めていて、希望通り文学部に進学しました。
大学時代には普通に就職活動していたし、私も同じ学部の先輩や同級生と同じように、
民間企業に就職するものだと思っていました。
ところが色々人生設計を考えた結果歯科衛生士の専門学校の受験を決め、今に至ります。
正直、本当にこれでよかったのか、やっぱり一般企業に就職する、もしくは公務員になっておくべきではなかったのかと後悔することもあります。
企業で働いていたり公務員になっている大学や高校の同級生をうらやましく思うこともあります。
また、看護士や歯科衛生士は、高校卒業後にすぐ専門学校(又は大学)に進学し、20歳や21歳で就職する方が多いので、私の年齢になる頃には、色々と経験を積んで、指導者的立場になっている方もいます。
方や私はまだ学生。焦りや劣等感を感じることもあります。
しかし、もし私が企業に就職していたら、解剖実習をすることなんて一生ありませんでした。
こうして医療の道に進み、貴重な経験をさせていただけるのだからと思い、目一杯観察し、先生に質問してきました。
私も医療人になるんだ、と決意を新たにしました。

思えば人生は選択の連続で、ある選択をするために、別の選択肢を諦めなければならないことは沢山あります。
当たり前ですが、ある選択をした後も、人生は続いていきます。
今私にできることは、自分が選択した道を精一杯生きることだと思い直しました。
気持ちを新たに頑張ります。

最後になりますが、献体して下さった方々とご遺族の方々に心から感謝と敬意を表します。