【講演する井上教授】

【つくし自治会の活動発表】

　上田市真田地域の住民自治組織「真田の郷まちづくり推進会議」＝坂口純一会長＝は９日、真田中央公民館で「住民支え合い研修会」を開いた。

　高齢者の孤立を防ぎ、地域でできる支え合いについて学ぼうと企画し、自治会の福祉推進委員ら約60人が参加した。

　信州大学経法学部の井上信宏教授（55）は「健康で暮らす真田のまちづくり」と題して講演。

スマートフォンを使って参加者の意識調査を会場で行い、その結果を示しながら解説した。

　井上教授は「元気で健康であるためには最低でも週１回は人とつながりを持ち、笑顔でいることが大切」とし、いまから10年後の近い将来、真田地域の１人暮らし高齢者は約１００人増えて６０９人になると推計。

「貧困や社会的孤立、いざという時に支えてくれる同居家族がいないなど、１人暮らしの生きづらさを『わがこと』として考えることが必要になってくる」と話した。

　真田地域で活動する団体の事例発表では、山間地に位置し高齢化が進む「十林寺自治会」や40年ほど前に入居が開始した住宅団地のつくし自治会など４団体の代表が登壇した。

「真田の郷まちづくり推進会議」が「住民支え合い研修会」を開く！ 自治会の福祉推進委員らが参加。

「真田の郷まちづくり推進会議」が「住民支え合い研修会」を開く！自治会の福祉推進委員らが参加。