皆さん、コンニチハ~
梅雨っていろんな意味でユウウツですよね~
ところで、突然ですが
「オリエンタルカーペット」
という会社をご存知でしょうか?
名前の通り山形県山辺町にあるじゅうたんの製造メーカー
創業は昭和10年、古くから綿織物だった山辺町
創業者は、女性が働く場が少ない当時、地域再生のため
じゅうたんづくりを産業にとの思いから「ニッポン絨毯製造所」を設立
中国から技術者を招き、日本の素足の生活様式に合わせて
独自のものづくりを続けているんです
ですので、職人さんはすべて女性
納入実績もスゴいんです
過去には
「バチカン宮殿法王謁見の間」
「迎賓館赤坂離宮各室」
最近ですと
「歌舞伎座メインロビー」
JR東日本の豪華寝台クルーズトレイン
「TRAIN SUITE四季島」などなど
そして今一番ホットな場所といえば
来週開かれる大阪でのG20
きっとこの場所もテレビで中継されるでしょう
たくさんの種類の中から今日は
モダンなデザイナーラインを紹介しますね~
来年、東京2020の新国立競技場の設計に携わる
隈 研吾 氏デザイン
「KOKE」というこちらの作品は
苔(こけ)の質感を糸の質感、毛足の長さで
表現しており、ウールとシルクの混紡
踏むとシルク独特の感触とさりげない踏み音が
新国立競技場は「杜のスタジアム」とも言われるらしく
こちらのじゅうたんも隈 研吾さんらしく緑いっぱいですね~
他にも絵画のような商品を3点
ダイナミックな海の一瞬を切り取った「UMI」
KEN OKUYAMAデザイン(詳細はコチラ↓)
https://www.idc-otsuka.jp/extra/kenokuyama/
古来より滝は人々に安らぎや生きる力を与えてきました
こちらに描かれた滝はそのイメージを表現した
究極の癒しの空間かもしれません
日本画家 千住 博氏デザイン
宇宙の神秘、無限のパワーを感じる皆既日食「TAIYO」
クリエイティブディレクター 佐藤 可士和氏デザイン
3点ともこれがじゅうたんと
疑う芸術性と思いませんか
シンプルなお部屋にこそインパクトのあるじゅうたんを
空間がより引き立ちますね
ちなみに・・・
原料の羊毛はニュージーランド産・イギリス産に厳選
柄を緻密に再現するため色を調合し
耐光・耐磨耗テストをし試験染め→5時間かけて本染めに入ります
これまでに2万色ほどの糸を揃えるというから驚きです
技法は2種類
より細やかな柄が織れる手織りは
縦糸に横糸を結び、専用の道具で密度を一定にし
1日に織りあげられるのはなんと7cmほど
非常に根気のいる作業です・・・
手刺しはフックガンという工具を使い、製作時間を短縮できますが
的確に柄を表現するためには打ち込む力やバランスを均一に保つ
技術が必要なんです
(本日ご紹介の4点は手刺しの技法)
いずれも熟練した技が必要なんですね~
メイドインジャパンの確かな技術のこれらのじゅうたん
質感・芸術性・踏み心地をぜひお試しあれ