〜その人、ホントに信頼できる?〜

前回、建築家と契約を交わす際は、
「概算見積もり」を出してもらいましょうというお話しをしました。
時間を無駄にしないためにも、契約前にまず
「いま打ち合わせしているこのプランは、本当に予算内で建てられるのか」
を確認してから、進めていきましょう。
今回はさらに、建築家選びの際
〝何を(どこを)チェックすべきか〟
についてお話しします。
建築家(設計事務所)ってびっくりするくらい仕事が遅いです。
少なくとも我が家が選んだ2つの事務所はそうでした。
個人的には、
「一般的なサラリーマンの年収の約1.5倍ほどの設計料を払うんだから、
せめて1年間は専属のような気持ちで専念してくれ!」
というのが正直な気持ちです。
とはいえ多くの場合、私たちの住まいだけを進めているわけではなく、
数件のプロジェクトが同時進行していることが普通なので、
なかなか進みが遅いのでしょうかね。
しかし、いつまで待っても建たないという私たちのようになって欲しく無いので、
事前にここをチェックしとけば、その建築家(設計事務所)のスピードが分かったのに…
というポイントをお知らせします!
それは、
〝ホームページに載っている建築実例の施工時期〟
をチェックしよう!ということです。
建築設計事務所のホームページには、
大抵worksとか実績というカテゴリがあるので、
そこをじっくり見てほしいのです。
通常は、建築実例のページを見るとき、
この建築家さんはかっこいい家を作るな〜とか、
うちもこんな住まいが良いな〜などといった、
意匠(デザイン)のみを見てしまうのではないでしょうか。
しかし、ここでじっくり見るべきは、
①直近の物件はいつ建ったか
②プロポーザルやパース図のみではないか
の2点です。
①については、
1年間にどのくらいの棟数建てているのかを見ることで、
その建築家(設計事務所)の仕事を進める能力が大体分かります。
前回建ててから数年のブランクがありませんか?
もちろん忙しすぎてホームページの更新もままならない、という場合もあると思います。
建築実例があまりにも更新されてない場合は、SNSもチェックしてみましょう。
インスタなどで簡単に紹介していることも多いです。
どうしても見つからなかったら、
設計事務所に、前回はいつどこに建てましたか?とか、
直近の実例を見せてくださいと
直接問い合わせて良いと思います。
実例は、センスが合うか確認するためにも必要ですので
気にせず聞いてみてください。
②のプロポーザルやパース図のみではないか?という点については、
その建築家(設計事務所)が、
きちんと仕事を完了させることができるかの確認です。
プロポーザルとは、所謂コンペ物件です。
〝案を出したけど決まらなかった〟という場合でも、
実例に載せている人がいます。
また、同じくパース図や模型のみの場合も、
〝依頼を受けて進めたけど、実際には建たなかった(実現しなかった)〟
案件です。
もしくは、
〝出来上がったけど施主さんとの間で何かトラブルがあって写真が撮れなかった〟
というパターンもありえます。
基本的に建築家にとって建てたものは作品なので、絶対写真に収めます。
それが自分の広告ツールであり、次の仕事を生むからです。
なので、もっと突っ込んで言うと、
竣工写真が、インテリアや外構までしっかり手が入っていて、
住んでいる家族の気配もするような感じだと、
デザインのみならず、そこに住む人の暮らしに対する建築家の心意気が分かりますし、
施主さんとの関係も良好だと考えられます。
一方で竣工写真が殺風景なのは、
施主との関係性が悪いパターンの他に、
何かにこだわりが強すぎて(構造や素材など)、
全体的なバランスが見えていない建築家である、と推察することができます。
この①と②をチェックしてみて、
コンスタントに1年に1棟以上建ててないところは、
何らか問題があるかもしれないと疑った方が良いと思います。
(1棟も建てられないとなると、仕事として成り立って無いですよね?)
幸い問題ないとしても、その人に依頼したところで
きっと1年〜2年じゃ完成しないでしょう。
まさに、私たちが2回目に頼んだ建築家。
私たちが頼むきっかけとなった雑誌掲載の家を建てた後は、
私たちと同時期に進めていた家のみ。
(ここは施主と揉めてたので、写真も竣工直後で装飾一切無しなうえ、
エアコン室外機や雨樋、フェンスなどにまったく気配りがされてません。)
それが建ってから2021年現在でもう3年経ちますが、新しい案件は無し。
しかも建築時期が分からないように掲載しています。
店舗ばかりを掲載している事務所もまた、
住宅系は不得意なのかも?と思った方が良いです。
建築家さんと進める家づくりは、
時間をかけて進める分、
きちんと完了出来なければ時間をかけた意味がありません。
コンスタントに建てている建築家さんは、
設計の技量はもちろん、お客様および施工会社とのコミュニケーション、
マネージメント、コスト管理…などなど
仕事を円滑に進めるための能力がある、
と言って良いと思います。
建築実例を見る際は、
見た目のカッコよさ・素敵さだけではなく、
ぜひ建築ペースにも着目してみてください!!
今まさに建築家との家づくりをお考えの方が、
どうか、良い建築家(設計事務所)さんと出会って
スムーズな家づくりが叶いますように。
まだまだチェックポイントあるので、
次回につづきま〜す。