SQuBOK
■概要
SQuBOKとは、ソフトウェア品質知識体系ガイドのことで、Software Quality Body Of Knowledge のそれぞれの言葉の頭文字を取って命名されている。国際的なものではなく、国内で作成されたものである。
日本語で「スクボック」と発音される。現在は第1版が出ている。
SQuBOKの構成は、カテゴリ(CA)、副カテゴリ(S-CA)、知識領域(KA)、副知識領域(S-KA)、トピックスという階層構造で整理されている。また、トピックの中には目的、方法、効果、留意点、参考文献などが記されている。全体で「ソフトウェア品質の基本概念」「ソフトウェア品質マネジメント」「ソフトウェア品質技術」の3つのカテゴリがあるので、そのあたりを少し掘り下げてみよう。
■1.ソフトウェア品質の定義
この中には副カテゴリはなく、2つの知識領域がある。
1.1 品質の概念
1.2 品質のマネジメント
品質の概念には5つの副知識領域があり、品質というものの考え方をいくつも紹介されている。例えば、品質の定義(品質の考え方の変遷)という副知識領域には、トピックスが10あり、それぞれのトピックスで学者の見解や公的機関の定義が紹介されている。
品質のマネジメントには8つの副知識領域があり、品質を確保するためのマネジメントが書かれている。
■2.ソフトウェア品質マネジメント
この中には副カテゴリが3つある。
・組織レベルのソフトウェア品質マネジメント
・プロジェクトレベル(共通)のソフトウェア品質マネジメント
・プロジェクトレベル(個別)のソフトウェア品質マネジメント
SQuBOKではこのカテゴリに多くのページを割いており、17の知識領域がある。
■3.ソフトウェア品質技術
この中には副カテゴリはなく、7つの知識領域がある。
3.1 メトリクス
3.2 品質計画の技法
3.3 要求分析の技法
3.4 レビューの技法
3.5 テストの技法
3.6 品質分析・評価の技法
3.7 運用・保守の技法
これはかなり実務に近い部分であるため、エンジニアにも親しみのある分野であろう。
■特徴
ソフトウェア工学や情報処理試験においての品質は、上記で言う「ソフトウェア品質技術」を中心に占められているが、SQuBOKのページ配分や章割りを見る限りにおいて、ソフトウェアの品質は個人の技術や技量に依存して行うものではなく、組織として形成していくものであり、そのためにはマネジメントが重要である、と主張しているように感じられる。
■参考
ソフトウェア品質知識体系ガイド(2010/10/20 現在の最新)
ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide/著者不明

¥3,675
Amazon.co.jp
SQuBOKとは、ソフトウェア品質知識体系ガイドのことで、Software Quality Body Of Knowledge のそれぞれの言葉の頭文字を取って命名されている。国際的なものではなく、国内で作成されたものである。
日本語で「スクボック」と発音される。現在は第1版が出ている。
SQuBOKの構成は、カテゴリ(CA)、副カテゴリ(S-CA)、知識領域(KA)、副知識領域(S-KA)、トピックスという階層構造で整理されている。また、トピックの中には目的、方法、効果、留意点、参考文献などが記されている。全体で「ソフトウェア品質の基本概念」「ソフトウェア品質マネジメント」「ソフトウェア品質技術」の3つのカテゴリがあるので、そのあたりを少し掘り下げてみよう。
■1.ソフトウェア品質の定義
この中には副カテゴリはなく、2つの知識領域がある。
1.1 品質の概念
1.2 品質のマネジメント
品質の概念には5つの副知識領域があり、品質というものの考え方をいくつも紹介されている。例えば、品質の定義(品質の考え方の変遷)という副知識領域には、トピックスが10あり、それぞれのトピックスで学者の見解や公的機関の定義が紹介されている。
品質のマネジメントには8つの副知識領域があり、品質を確保するためのマネジメントが書かれている。
■2.ソフトウェア品質マネジメント
この中には副カテゴリが3つある。
・組織レベルのソフトウェア品質マネジメント
・プロジェクトレベル(共通)のソフトウェア品質マネジメント
・プロジェクトレベル(個別)のソフトウェア品質マネジメント
SQuBOKではこのカテゴリに多くのページを割いており、17の知識領域がある。
■3.ソフトウェア品質技術
この中には副カテゴリはなく、7つの知識領域がある。
3.1 メトリクス
3.2 品質計画の技法
3.3 要求分析の技法
3.4 レビューの技法
3.5 テストの技法
3.6 品質分析・評価の技法
3.7 運用・保守の技法
これはかなり実務に近い部分であるため、エンジニアにも親しみのある分野であろう。
■特徴
ソフトウェア工学や情報処理試験においての品質は、上記で言う「ソフトウェア品質技術」を中心に占められているが、SQuBOKのページ配分や章割りを見る限りにおいて、ソフトウェアの品質は個人の技術や技量に依存して行うものではなく、組織として形成していくものであり、そのためにはマネジメントが重要である、と主張しているように感じられる。
■参考
ソフトウェア品質知識体系ガイド(2010/10/20 現在の最新)
ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide/著者不明

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PMBOK
■概要
PMBOKとは、プロジェクトマネジメント知識体系ガイドのことで、Project Management Body Of Knowledge のそれぞれの言葉の頭文字を取って命名されている。実務から生み出されて有効であると認知されているものを集めたもので、業種を問わず、汎用的に利用できる。
日本語で「ピンボック」と発音されるため、PIMBOK と誤った綴りで覚えている方も、たまに居るようだ。
PMBOKは多くのページがそのプロセスの解説に充当されている。そのプロセスは「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」に属するが、そのあたりを少し掘り下げてみよう。
■5つのプロセス群
プロセス群とは、プロジェクトの時間的な段階による区分である。次の5つの段階がある。
・立ち上げ
・計画
・実行
・監視コントロール
・終結
■9つの知識エリア
知識エリアとは、プロジェクトの管理観点による区分である。次の9つの観点がある。()内はこちらで補足した部分である。
・統合
・スコープ (範囲)
・タイム (時間、納期)
・コスト (費用)
・品質
・人的資源
・コミュニケーション (情報伝達)
・リスク
・調達
■プロセス
上記の「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」を縦横に配し、マトリクスとして、そのマトリクスのマスを埋めるように「プロセス」がある。
これにより、どの段階でどの管理観点のプロセスがあるかを整理することができる。
例えば「スコープ定義」というプロセスがある。これは作業範囲を決めるプロセスであるが、プロセス群としては「計画」に属し、知識エリアとしては「スコープ」に属する。そして、他のプロセス群、他の知識エリアには属さない。これは、プロセスをユニット化し、その中で確実に完遂すればいいようにしてあるのではないかと推測される。
また、プロセスには必ず次の要素がある
・インプット ~ そのプロセスを実施するにあたり必要な情報
・ツールと技法 ~ そのプロセスでの作業を行うためのやり方
・アウトプット ~ そのプロセスの成果物
それぞれのプロセスは単独で存在するのではなく、あるプロセスのアウトプットが別のプロセスのインプットになったりと、他のプロセスと連続性のあるものになっている。
■特徴
上記の「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」をマトリクスにしたものを俯瞰すると、プロセス群としては、計画段階、次いで監視コントロールのプロセスが多いことに気がつく。
これはプロジェクトというものは「計画が重要であること」「プロジェクトの進行を監視し、必要に応じて計画を見直す必要性があること」を物語っている。
■その他
PMBOKは単一プロジェクトを実施する際のものである。複数のプロジェクトをマネジメントする際には「プログラムマネジメント」という、別の知識体系を用いることになる。
また、すべてをPMBOKの定義通りに実施する必要はない。省く、アレンジするなどは現場の裁量だ。
■参考
PMBOK 第4版 日本語版(2010/10/20 現在の最新)
A Guide to the Project Management Body of Knowl.../Project Management Institute

¥5,817
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PMBOKとは、プロジェクトマネジメント知識体系ガイドのことで、Project Management Body Of Knowledge のそれぞれの言葉の頭文字を取って命名されている。実務から生み出されて有効であると認知されているものを集めたもので、業種を問わず、汎用的に利用できる。
日本語で「ピンボック」と発音されるため、PIMBOK と誤った綴りで覚えている方も、たまに居るようだ。
PMBOKは多くのページがそのプロセスの解説に充当されている。そのプロセスは「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」に属するが、そのあたりを少し掘り下げてみよう。
■5つのプロセス群
プロセス群とは、プロジェクトの時間的な段階による区分である。次の5つの段階がある。
・立ち上げ
・計画
・実行
・監視コントロール
・終結
■9つの知識エリア
知識エリアとは、プロジェクトの管理観点による区分である。次の9つの観点がある。()内はこちらで補足した部分である。
・統合
・スコープ (範囲)
・タイム (時間、納期)
・コスト (費用)
・品質
・人的資源
・コミュニケーション (情報伝達)
・リスク
・調達
■プロセス
上記の「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」を縦横に配し、マトリクスとして、そのマトリクスのマスを埋めるように「プロセス」がある。
これにより、どの段階でどの管理観点のプロセスがあるかを整理することができる。
例えば「スコープ定義」というプロセスがある。これは作業範囲を決めるプロセスであるが、プロセス群としては「計画」に属し、知識エリアとしては「スコープ」に属する。そして、他のプロセス群、他の知識エリアには属さない。これは、プロセスをユニット化し、その中で確実に完遂すればいいようにしてあるのではないかと推測される。
また、プロセスには必ず次の要素がある
・インプット ~ そのプロセスを実施するにあたり必要な情報
・ツールと技法 ~ そのプロセスでの作業を行うためのやり方
・アウトプット ~ そのプロセスの成果物
それぞれのプロセスは単独で存在するのではなく、あるプロセスのアウトプットが別のプロセスのインプットになったりと、他のプロセスと連続性のあるものになっている。
■特徴
上記の「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」をマトリクスにしたものを俯瞰すると、プロセス群としては、計画段階、次いで監視コントロールのプロセスが多いことに気がつく。
これはプロジェクトというものは「計画が重要であること」「プロジェクトの進行を監視し、必要に応じて計画を見直す必要性があること」を物語っている。
■その他
PMBOKは単一プロジェクトを実施する際のものである。複数のプロジェクトをマネジメントする際には「プログラムマネジメント」という、別の知識体系を用いることになる。
また、すべてをPMBOKの定義通りに実施する必要はない。省く、アレンジするなどは現場の裁量だ。
■参考
PMBOK 第4版 日本語版(2010/10/20 現在の最新)
A Guide to the Project Management Body of Knowl.../Project Management Institute

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