●松井秀樹の「不動心」 | i-Companyのブログ

●松井秀樹の「不動心」

こんばんは。

アイカンパニースタッフの佐藤まゆ子です。


最近、家にだんだん本が増えてきて

ちょっと買い控えていたのですが…


買ってしまいました。


「不動心」。



不動心


いわずと知れた…野球選手、

元巨人軍、現ヤンキースの松井秀樹選手の本です。



ご存知の方も多いと思いますが、松井選手は

昨年5月、左手首骨折という大ケガに見舞われました。


選手生命を脅かすほどの大ケガから、見事な復活を遂げた

松井選手…


その陰にあったという、松井選手の

「マイナスをプラスに変える独自の思考法」
について、書かれていました。



どのページも「わかりやすくてためになる」

という感じでしたが、


…なかでも一番印象に残ったのは、

「コントロールできること、できないこと」

の章でした?



困難に直面したとき、松井選手は

「今、自分にできることは何か」

と考えるそうです。


大きな困難、最悪の状況にぶつかったとき、


 「悔やみ、落ち込む」しかない、ということは

 多くの場合、ないはずだ。

 「きっと前へ進める選択肢がある」はずだ


 と考える、と。




例えば、過去に膝をケガしたときにも、


ケガを抱えてプレーし続けるには

外的治療やトレーニングだけでは足りない…と


「今できること」のひとつとして、

母親の栄養指導等を参考に食事を改善したそうです。


そして、こういっています。


「この経験をせず、好きなものだけ食べて30歳を迎えていたら、

僕の体はもっと弱かったかもしれない。

ケガのお陰で学べたことだ。」




今回の骨折に対しても、こういっています。


「(骨折した)左手首は、医学上は完治しても、

 野球選手として元通りにはならないでしょう。


 しかし、元に戻らないならばトレーニングや

 打撃フォームを工夫して進化すればいいのです。

 

 いつか「骨折してよかった」といえる日を思い描いて、

 頑張っていくつもりです」


 (「不動心」より、一部抜粋)



*  *  *  *  *



ちょうど先週・今週開講のセルフコントロールスキル講座でも

まさにこの「変えられるものにエネルギーを注ごう」

という考えを元に講座を進めています。


私も、セルフを受けてからは、何かあったときには

「コントロールできるものにエネルギーを注ごう」

と思うようにしています。



といっても、ムカッとしたり、ものすごく後悔したり

どうしても、してしまうことは、もちろんありますが。



それでも、何かにぶつかるごとに

「で、私が変えられるものは、なんだろう?」

と質問しつづけるようになって


…昔よりはずっと、色々なことをひきずらなくなったかなと

思います。


まだまだとは思いますが。




これからは、松井選手の言葉も

あわせて思い出してみようと思います。


「今の自分にできる、前へ進める選択肢」

はなんだろう、って。


*  *  *  *  *



…と、この文章をうっかり途中で消してしまって

一瞬気が滅入りましたが、


「起きてしまったことは変えられない」


ので、もう一度書き直してみました(苦笑)。

長くなった気はしますが(笑)。



本当にいい本だと思うので…

もしまだ読んでいない方、ぜひ書店で手にとってみてください!