ICL手術の費用は、クリニックによって両目で40万円から80万円の差があることも珍しくありません。
私はこの大きな費用差にとても戸惑いました。
今回は、なぜICL手術の費用にこれほどの差が生じるのかを詳しく解説し、さらに高額療養費制度と医療費控除についても説明します。
ICL手術は高額療養費制度の対象外
まず、ICL手術が高額療養費制度の対象外である理由を説明します。
高額療養費制度とは、健康保険が適用される医療費が高額になった場合、その一部を支給する制度です。
しかし、ICL手術は自由診療に分類され、健康保険が適用されないため、この制度の対象外となります。
自由診療とは、保険診療の枠外で提供される医療サービスで、患者が全額自己負担する必要があります。
ICL手術は視力矯正を目的としていて、美容や生活の質向上を目的とするため、保険適用外とされています。
ICL手術は医療費控除の対象
一方で、ICL手術は医療費控除の対象となります。
医療費控除は、年間の医療費が一定額を超えた場合に所得控除を受けることができる制度です。
具体的には、年間の医療費総額が10万円または所得の5%を超えた場合、その超えた部分が控除の対象となります。
ICL手術にかかった費用も、この医療費に含まれるため、確定申告時に申請することで税金の還付を受けることができます。
ふくおか眼科クリニック中野のICL手術費用
私がICL手術を受けた「ふくおか眼科クリニック中野」の費用は、両目で693,000円(税込)でした。
このクリニックを選んだ理由は、院長の福岡佐知子先生が眼科医療の最前線で17年間にわたって診療を手がけてきた実績があり、さらに国内で10名のみが認定された「ICLエキスパートインストラクター」の一人であることです。
また、福岡佐知子先生はレーシックに関しても国内で3名のみしかいない、VISIX社製のレーザーによる「レーシック・インストラクター」の一人です。
ICLもレーシックも、眼科医に技術を教える立場のドクターであるため、その技術力と信頼性に大きな魅力を感じました。
ICL手術の費用の差が生じる要因
ICL手術の費用に大きな差が生じる要因は多岐にわたります。
以下はその主な要因です。
設備と技術
最新の機器や技術を使用しているクリニックでは、設備投資が大きくなるため、費用が高くなる傾向があります。
医師の経験とスキル
経験豊富な医師が手術を行う場合、その技術料が高く設定されることがあります。
立地
クリニックの場所によって、運営コスト(賃料や人件費など)が異なります。
大都市にあるクリニックは費用が高くなることが多いです。
アフターケアの充実度
術後のフォローアップや定期検診、アフターケアが充実しているクリニックでは、その分費用が高くなることがあります。
【まとめ】ICL手術の費用差の理由とは?高額療養費制度と医療費控除も徹底解説!
ICL手術の費用に大きな差が生じる理由は、クリニックの設備、医師の技術、立地、アフターケアなど多岐にわたります。
また、高額療養費制度の対象外である一方、医療費控除の対象となることを理解しておくことが重要です。