虐待された子供が人を信頼しないのは、彼らの経験から、もっともなことだ。理想世界に人っている人に傷つけられたのであれば、どうして見知らぬ人を信頼できるだろうか。彼らが学ばなければならないことは、ほとんとの人は虐待する人ではなく、全員でないとしても、多くの人は信頼できるということである。そして、信頼できる人とできない人を、とうしたら区別できるか、そして信頼できない人に対しては安全な舵取りの方法を学ばなければならない。基本的には、彼らは人と出会ったら用心し、信頼する前にその人をよく知らなければならない。彼らは、再び傷つけられないように、取り戻し始めた少しばかりの信頼感を失うのを避けるために、きわめて注意深く用心しなければならない。虐待が終わったとき、彼らは、ひょっとしたら、長い間生まれつき見えなかった目が突然見えるようになった状態なのかもしれない。文字どおり、目を使う方法を学習、あるいは再学習しなければならない。虐待された子供、あるいは大人は、愛に満ちた、信頼に値する人との関わりを体験しなければならない。

今回のホームワークとして、前半の4つの欄への記入を何回かやってみる、というのはいかかですか? 気分が変化したことに気づいたらこの用紙を取り出して、どんなことが頭に浮かんだかを自分に訊いてみるのです。ちょうどここ(表の上部の教示)に書いてあるように。わかりました。覚えておいていただきたいことが、いくつかあります。まず、必ずしも左の欄から右の欄に向けて順番に記入する必要はない、ということです。悲しみ、不安、怒りなど、感情を先に把握する方が、やりやすい場合があります。この場合は、憑依思考を同定する前に、先に感情を記入してください。それからこれは、あくまでもひとつのスキルであるということ、つまり最初から完壁にやる必要はないということを覚えておいてください。よろしいですか?練習を重ねれば、あなたはもっと上手にできるようになりますし、そうなるとこのDTRがもっと役に立つようになります。わかりました。では次回までに、1日につき1つの憑依思考を把握し、それについてDTRの前半部分に記入してみる、という課題をやってきていただきたいのですが、 いかがでしょうか?
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