先日、お仕事の合間を縫って
「逆転裁判6」をクリアしました。
兼ねてから“逆転裁判”シリーズは大好きで今作も発売前から予約をして待機していました。
今回のテーマは「ダブル主人公」「異国の法廷」そして新システム「霊媒ビジョン」
4~5のスパンが少し開いたことと「大逆転裁判」の発売で、新作はもう少し先か「大逆転裁判」の続編が出るかと思ってましたが、意外と早く新作が出た感じがしますね。
あと今回は全体的に往年のファン向けという印象がありました。
まずは簡潔に個人的な評価から
難易度 ★★★☆☆
ストーリー ★★★★☆
キャラ ★★★★★
こんな感じです。
↓↓↓では以下はクリア後の詳しい感想です↓↓↓
※以下ネタバレあり注意

全体の印象としては、まず先ほども書いたように昔からのファン層が楽しめる要素が多めのイメージがあります。
シリーズで久しぶりに登場するキャラが多く、また新要素を混ぜつつの
《サイコ・ロック》《見抜く》《ココロスコープ》と今までの特殊技能も登場していて5にも増して、
なんだか懐かしい感じが楽しめました。
《難易度》★★★☆☆
全体の難易度は正直いままでより低めに感じました。
明らかに正解が分かる選択肢がかなり挟まれていて、自分で解き明かしていくというより
選択肢によって誘導されていっているような気持ちになりました。
あとは証拠品が使い切りなのが多いかなぁと。
探偵パートで調べたものを証拠品として記録しなかったり(のちに選択肢で答える形式)、
一度使った証拠品をそう何度も使わないので、
手数が少なくて消去法で答えが分かってしまうというのが度々ありました。
ただ新要素の《霊媒ビジョン》(御魂の託宣)や事件のトリック的には悪くはなかったと思います
特に2話や3話はトリックやストーリー共に大分楽しめました。
《ストーリー》★★★★☆
物語はクライン王国の法廷を舞台にした成歩堂龍一と
日本の法廷を舞台にした王泥喜法介(あとちょっとだけ希月心音ちゃん)
この二人を主軸に置いた「ダブル主人公」といった形で物語は進行します。
僕はプレイ前に不安だったのは“弁護士のいない国”という設定で未発達国をイメージして
また「レイトン教授VS逆転裁判」「大逆転裁判」のように科学捜査が無い背景なのかなと思っていましたがそこは心配ありませんでしたし、上手く設定を組んであって大変楽しめました。
ですが、ネットの評価でよく見るのが
「あまりダブル主人公って感じしないな...」
という意見が多いようです。
原因はクロスオーバー的な要素が少ないことと、最終話の成歩堂の空気感が原因じゃないかなと思います。
今回せっかく二つの異なった舞台というおいしい設定があるのに、
あくまで物語は成歩堂と王泥喜で“個別に”進んでいくという印象がありました。
もっと設定を活かして「実は日本で起きたこの事件はこの事件と繋がっていた!」とか
そういう感じがもっとあればよかったかなと思います。
あと一話完結型で日本とクライン王国の話を行き来するのでどうしてもテンポや物語が途切れてしまっている印象が大きく残りました。
3話の希月ちゃんのお話もひとつの物語としては楽しめましたが
探偵パートが無いせいか少々の駆け足感が拭えず話に入り込む前に終わってしまった感じがしました。
容量の問題や、5話のことを考えるとどうしても“オマケ”の話になるのは仕方ないのですが、せっかくの「落語」というテーマならもう少し広げられたんじゃないかなとちょっと物足りない感じがありました。
5話は前半は成歩堂が敵として登場し終盤は王泥喜くんの故郷が舞台という設定もあって、ほぼ王泥喜くんの独壇場になってしまいました。
逆転裁判5で最後のトリプル主人公での指差し
これに感動した方も多いと思うので今作でも!!と期待した感はあった分、成歩堂くんがアシストに回ってしまったのが少し残念かなと思いました。
(その分特別編:時を超える逆転で主人公として活躍したので僕は補完されました)
全体的な構成や舞台、そしてストーリーはよかったので
ファンが期待を大きくしすぎたといったことが大きいんじゃないかなと思います。
なのでこうして欲しかったなと思うところはありましたが、十分楽しめました。
《キャラ》★★★★★
今回の目玉というか、一番発売前に期待が大きかったのは登場人物ではないでしょうか。
4で新章に突入したこともあり、メインストーリーである逆転裁判シリーズで長らく登場していなかった人気キャラ成歩堂くんの相棒である 綾里真宵ちゃん
成長して帰ってきた彼女を発売前PVで見た時には嬉しくて震えが止まりませんでしたよ。
そのほかにも5でライバル検事だった夕神迅や科学捜査班はれて配属された宝月茜
検事局長となった御剣怜侍、真宵ちゃんのいとこである綾里春美ちゃんなどの面々が再び登場し、より深く描かれています。
またオリジナルキャラクター達も個性的なキャラクター達が多く、3Dモデルを活かした多彩で愉快な動きがキャラをより際立たせていました。
今作のキャラクターは全体的に「成長」というテーマを強く感じました。
王泥喜くんや希月ちゃんの弁護士としての成長、
茜ちゃんの科学捜査班としてや、みぬきちゃんのマジシャンとしての成長
成歩堂くんの所長としての成長、真宵ちゃんの霊媒師としての成長
そして今作物語のキーマンとなった姫巫女のレイファ様やライバル検事のナユタ検事
なによりクライン王国というひとつの国の成長
全体的に主なキャラたちが一皮むけた感じの作品だったと思います。
ファン的にはやっぱりこういう展開は好きですね
懐かしいキャラクターが出るとやっぱりうれしいので、また冥ちゃんやイトノコさんなんかもこれから楽しみですね
《まとめ》
今作で全体的に思ったことは
「面白かったんだけど、もったいないなぁ」
という感想です。
ストーリーや難易度でも語りましたが、あともう少しこうして欲しいという点がいくつかあったのがもったいないな...と感じました。
面白くなかったわけではなく、作品自体はすごく楽しめたのですが
一個一個のピースはすごく良いのにちょっとだけ噛み合わせが悪い、みたいに感じました。
まぁ、今回新しい世界観を取り入れたのでどうしてもそれを浸透させるために少なからず違和感を覚えるのは仕方ないと思います。
しかし、全体を通して逆転裁判のファンという贔屓目で見る見方になるかもしれませんが、とても面白かったです。
新システムの御魂の託宣も個人的にはココロスコープより楽しめましたし
(ただその分限定的な特殊技能なので、次の作品以降取り入れるのが難しいのが残念^^;)
逆転裁判のファンに嬉しい、次回作が楽しみになる作品になっていました
ついでに僕が今回地味に一番うれしかったのは特別編で久々に登場した
矢張政志でした