夫婦についての価値観ていろいろあります。
私たち夫婦は、
子供たちが独立して、
二人きりになって、だいぶ経ちます。
子供達が独立して、やっと肩の荷が下りて、
私自身、ずいぶん家事が手抜きになりました。
子供がいる時は親としての責任がありますので、
我ながら、しっかり家事をこなしていたと思います。
食事は栄養に気を使い、おやつも手作りで、
部屋もこまめに掃除をして、
網戸や障子も張り替えて、エアコンも掃除して、
お庭も季節の花々を植え、とてもきれいでした(自画自賛)
今では食事はたまには市販のもので済ませたり、
おやつを手作りすることもなくなりました。
掃除機をかける頻度も減りました。
お庭は、手が抜けるように芝桜を植えました。
でも、きれいにしようと思うと、やはり手入れが必要で、
もっと楽な植物はないかと思案中です。
先日、鑑定にお見えになったお二人、40代の方のご相談です。
お一人はバツ1で結婚するつもりで、10年以上同棲していらっしゃって、
お子さんが大きくなったら籍を入れるはずだったのですが、
お子さんが大きくなったら、やっと自由を味わえて、
彼の面倒を見るのが嫌になった、
彼と別れてもいいでしょうかというご相談です。
そして、もう一人の方は、現在独身で、
みんなが結婚しているので、親からも結婚を催促されていますが、
今から結婚しても、相手の親の面倒を見させられるのが嫌なので、
結婚したくないけど、結婚はした方がいいでしょうか、というご相談です。
相手の面倒や、相手のご両親の面倒を見るというのは、女性ならではの負担ですね。
今の若い方は共働きなので、家事の分担が出来ていたり、
主婦の負担は私たちの時代よりは多少は楽になっているかもしれません。
ただ、子育てはどうしても女性が中心なので、共働きの現代では、
また違ったストレスが大きくなっていると思います。
さて、話を戻します。結婚とは、何でしょう。
女性にとって相手の面倒を見る、家事をするということを除いては考えられませんね。
離婚したり、夫と死別したりして、しばらくとつと、女性は以前よりも元気になるようです。
夫の面倒から解放されて、自由を謳歌できるからです。
結婚したては、まだラブラブで、相手の面倒を見るのも楽しく幸せだったと思います。
ラブラブが無くなると、義務感が大きくなります。
それでも、一緒にいて楽しければ、まだ頑張れます。
一人では寂しいとか不安だと思えれば、また、頑張れます。
手相を教えていただいた、西谷泰人先生のお話です。
「年老いた時の不幸は3つあります。
1つ目は病気、2つ目は貧乏、3つ目は孤独です。
だから、若い人にはぜひ結婚を勧めてください。
3つ目の孤独という不幸を防げます。」
貧乏も、二人で働けば収入は増えるし、病気になっても家族がいれば心強いですね。
老人の孤独死は社会的問題になっています。
70代の男性のご相談で、
ずっと独身で公務員だったので貯金がたくさんあったのに、
詐欺に引っかかって、全財産を奪われてしまい、
寝るところがなくなってしまった、どうしたらいいですか、とのご相談もありました。
家族がいれば、もしかしたら、住む家はあったかもしれません。
また、身寄りがなく痴呆が始まると、
後見を頼んだ弁護士に全財産を使い果たされてしまい、
路頭に迷うこともあるそうです。
怖いですね。
家族がいれば、防げる不幸もありますね。
いつかは夫婦のどちらか一人になりますが、
離れていても子供がいれば心強いです。
辛い仕事でも、嫌な上司がいても、素直じゃない部下がいても、
(・・夫は、会社での事は企業秘密だからと、私には一切話してくれませんでしたら、
これはあくまでも私の想像ですが・・・)
頑張ってお金を稼いで私を養ってくれている夫ですから、
手抜きをしながらも、感謝とねぎらいの気持ちを持って、
今は夫と二人の時間を楽しんでいます。
というよりも、それぞれに自分の趣味ややりたいことに打ち込める幸せを感じています。
私がたまに行き詰ると、夫が励ましてくれます。
夫婦二人になったら、お互いに精神的に自立していることが夫婦円満の秘訣でしょうか。
私の友達数人は、ご主人と同じ趣味を楽しんでいます。
それも夫婦円満でいいですね。
夫婦二人になってからも、人生はずっとずっと続くので、
どういう夫婦でありたいかを考えて、人生を作っていくといいですね。
ちなみに死後離婚というのが最近増えているそうです。
夫の死後、夫の親族との縁を切るためだそうです。
夫とは仲が良かったけれど、
嫁姑の問題などあって、夫との親族とはうまく行っていない場合、
夫の親族の面倒を見たり、夫の親族のお墓に入りたくない場合など、
妻が申し立てれば、夫の親族は拒否できないそうです。
昔とは違い、結婚は家同士の結びつきではなくなってきているようです。
夫婦二人の結びつきが大切ですね。
皆様にとって理想の夫婦とはどんな夫婦でしょうか?