葉っぱひらひら

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優等生だった娘が気がつけばギャルに!
高校生になりギャル化した一人娘とメタボ気味のパパと平凡な日々を送っています。

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「ついにここまで」という安堵感と、「もう終わってしまうのか」という寂寥感が入り混じり、気持ちが大渋滞したまま迎えた当日。

昔よりほんの少しだけきれいになった体育館で卒業生を待ちました。


開式が近づき、心地よい緊張感に包まれていく館内。

吹奏楽が鳴らすチューニングの音、楽器をセッティングする金属音でさえ厳かに聞こえるなか、卒業生入場の号令がかかります。




式典の入退場曲はセントフローリアンコラール。




優しい旋律に包まれて歩む、270余名の全日制課程、そして約10名の定時制課程の生徒たち。


入学時から数名減った人数。留年あるいは去ってしまった生徒もいるのだろう。

そして普段会う機会のない、年齢様々な定時制の生徒たち。彼らの多くは仕事をしながら、夜の校舎で勉学に励んだんだね。


この三年間。ここに集まった親子の間でどれだけの思いが生まれて、ぶつかって、昇華されたことだろう。振り返ればあっという間だったけど、その凝縮された日々に思いを馳せてうるっとしてしまう。


厳粛な雰囲気のなか進んだ式は、最後に応援団の号令で校歌斉唱、そして蛍の光へ。


蛍の光は初めて聞くアレンジで聴き入ってしまいました。




式の後は各教室に分かれて、一人ひとり担任の先生から卒業証書をもらい、皆に向けて一言メッセージを述べることに。


「楽しかった」「最後がこのクラスでよかった」

皆が笑顔で、あるいは涙で話し、そして多くの子が友や保護者に向けて感謝の気持ちを言葉に。男の子も女の子も、涙で声にならない子が何人もいてえーん

なんて素直ないい子なの!と皆もらい泣き。

娘はというと、ニコニコ笑顔で楽しかった旨の簡単なメッセージで終了。


最後のロングホームルームの後は、各自写真を撮るために部室に行ったり他クラスの友を探したり。

そんな中、娘は先生に渡すため夜なべで用意した50個ものプチギフト配りで長い時間姿を消してしまい…。

お陰でゆっくり写真も撮れなかった…えーんもー


撮影時間を犠牲にして校内を駆けずり回った結果、手元に残ったのは3個だけ。

いや、よく配れたね…驚きもっと余ると思ってた。

その日一日で何回「ありがとうございました」と言ったことになるのだろう。


各先生からはお返しに「一番印象に残る生徒だったよ(←色んな意味で💦)」「よく頑張った」と言葉のご褒美をもらえたよう。

進路相談してくれる先生もいて、そりゃ時間がいくらあっても足りんわ。



手持ち無沙汰で待っていると、途中、何やら別の荷物を持ってアタフタと駆けてきてダッシュ

なんとサプライズのプレゼント。


「今までありがとう」

と私には花、パパにはネクタイ


えー嬉しい‼️


うちの子もとってもいい子だった笑い泣き





でも。


娘の弾けるようなこの笑顔は「やっとここから解放される」との思いからかな?そんな穿った考えが抜けない私。


ここに来させなければ、無理に勧めなければ、もっと輝く笑顔が見られたのだろうか。「この学校で良かった」という喜びはこの子にはないのかもしれない。

晴れやかな空気の中、心の底にある小さな黒い塊がチクンと重さを増す。



アメンバー限定にしていましたが少しの間外します↓





こちらこそ今までありがとう。

嫌だったかもだけど三年間よく通ってくれたねと声をかける。



そんな卑屈な私に娘は


「え、別に。もう結構気に入ってるから」 


と言ってまた校内に姿を消した。




気に入っている

 


ん?



これってこれって。


素直じゃないギャルJKの精一杯の強がりかしら??


それとも…



私、何の蟠りもなく喜んでいいのかな。




次の日の夜。

居酒屋みたいなところに行ってみたいと言う娘と駅前の串揚げ店へ。

ジンジャーエールとウーロン茶で乾杯🥂

改めて、卒業おめでとう!


食べ切れる?と思うほど串揚げを頼んで、お腹いっぱいで一息ついた頃、娘が「ホントに楽しかった」とポツリと呟く。

え、何が?昨日の友だちとの夜ご飯?

そう聞く私に彼女はしみじみとした口調で言いました。



「スクールライフ。楽しかった。同窓会が楽しみ」




やっぱり私、手放しで喜んでいいかな?



私もこの日、心に蟠っていた何かからやっと卒業することができました。