いよいよ、今週末、ARASHI Anniversary Tour 5×20(and more)が始まる。
明日はグッズのプレ販売がスタートとのこと、追加されたグッズのデザインも楽しみのひとつ。
セットリストや演出に変更があるのかも気になりつつ、ネタバレを極力見たくない派としては悩ましい。
(とはいえ私が参加する公演まで半年以上あるので、被弾せずに過ごすことはおそらくできないであろうと諦め半分)
楽しいツアー再開が近づいている中で、一部不穏なツイートが目に付く。
本人確認を突破するために(つまり自分以外の名義で当選)身分証を偽造するとか、あえて自分の顔写真付き身分証で堂々と入るとか(つまり身分証と当選名義人が違う)、もはやコンサートに参加するというより他人名義で会場に入るミッション…のような雰囲気だ。
多名義持ち、名義借りをしている人は、残念ながらずいぶん前からいる。
夫の元同僚は03年くらいからのファンだったが、07年当時ですでに会員証を片手以上の枚数持っていると自慢していたそうだ。
新規は当たりやすい都市伝説のために次々名義を借りていたらしい。
ただ、そうやって自慢げに話す人にはあまり会ったことがなかった。
行動を見ていると、かなりの数名義を持っているのだろうと思われる人、もしかしたら定価以上で買っているのではないかなと思われる人は、いた。
でもそれを本人は公言しない。
何公演行ったかも明確には言わない。
古株ファンには古株ファンの強固なネットワークがあり、その中でしか成立しないやり方があるのだろうと眺めていた。
建前の世界では、ルール違反を公言する人は(少なくとも私の周りには)いなかった。
SNSが広がりすぎて、承認欲求の高い人がチケットの転売を自慢し、全ステ多ステをあからさまにし、定価多ステはルール違反ではないくらいの主張をすることで、本音をさらけ出し、あたかもそれが間違っていないことのように一部のファンに流布してしまった。
恐ろしいのは、ルールを理解せず、みんながやっているから大丈夫なんだ、認められていることなんだと思う人が増えること。
本音を包み隠さない一部の人に影響されて、ルール違反だけでなく、身分証偽造などという法律違反を犯そうともくろむ人が出てきてしまうのではないか。
法を犯す人に罪があるのは間違いないけれど、それによってGの名前が取りざたされてしまう可能性が高い。
だから、多名義他人名義は規約違反、禁止行為だと訴え続けるしかない。
彼らの名前を己の欲で穢さないで。
ここ2年ほどで規約が2回変わり、法律の施行をにらんでか、チケット販売規約もより厳密になっている、と思われる。
以前の規約、以前の方法(紙チケ時代は正直ザルだったと思う)では見逃され、グレーなままになっていた部分が、明確に白黒つけられる規約になっている。
いままでノーチェックだったくせにいまさら、と怒るけれど、いままでノーチェックだったゆえに受けた恩恵があるんじゃないのかな。
デジチケになってから、当日会場に入れなかったツイートを何回か見た。
ログインできず身分証確認になり、4人のうち1人だけが申込時の同行者と別人だったために入場できなかった話もあった。
そういう可能性は、おそらく誰にでも平等に存在した。
これまでルール違反の申し込みで問題なく入場できていたとしたら、それは「たまたま」の幸運(?)だったのだろう。
多名義、他人の名前で申し込みチケットを手にするのが「当たり前」になっている人は、高額転売はしていないと主張する。
けれど、【A:本人名義である】と【B:本人名義ではない】の区別しかできないのだから、高額転売も他人名義入会当選も、全部【B:本人名義ではない】という意味において同じになってしまう。
チケット販売規約によれば、申込期間の満了と同時に(抽選の場合は当選した場合に当選者との間にのみ)チケット販売契約が成立する。
読んでいようといまいと、会報とともに送られた規約を受け取っているはずの会員なのだから、そんな規約に同意したつもりはない、契約に同意していないと言っても通用しないよ。
多名義持ちの人たちが、自分名義のみの人を馬鹿にしたり、住み分けろと言ったり、多名義はジャニオタの常識などと言ったりするのを見るにつけ、心の中でつぶやく。
〈だったら、黙ってこっそりやってくれ〉
お花畑と言われようが、全てのファンがルールを守って申し込みをしていれば、本当の意味で全員参加できたんじゃないかと本気で思っている。
もしかしたら、代表・同行それぞれで2公演ずつ参加することも、可能だったかもしれない。
(一部、代表・同行両方で当選している方がいらっしゃるようだけど、それは正当な当選で正当な権利だから、堂々と2公演参加してほしいな)
2019.4.13
彼らの見る風景が、あたたかくやさしくすてきなものでありますように。
2019.4.7 SAKURA