みなさまこんにちは(*^-^*)

 

 

黄金の国ジパング

といえば、『東方見聞録』の中で

イタリアの貿易商人であるマルコ・ポーロが

日本をさして表現した言葉ですキラキラ

 

いかにもリッチな響きがしていいですよね~照れ

 

 

でも実際のところ、

日本ってそんなに金の採掘量が多い国なのでしょうかはてなマーク

 

本日は日本と金についてお話しします晴れ

 

 

コイン金の産出量ランキング

 

 

ではまず

世界の金産出量ランキングを見てみましょうかニコニコ

 

 

1中国(401トン)

2オーストラリア(315トン)

3ロシア(311トン)

4アメリカ(226トン)

5カナダ(183トン)

 

 

 

…あれはてなマーク

日本ははてなマークはてなマーク

 

 

そう、実は産出量のランキングでは

日本はせいぜい世界ランク40位台

 

とてもじゃありませんが、

優秀な金の採掘国とは言えませんあせる

 

 

では、実際に掘り出した量ではなく

「掘り出せる量」で比べる

埋蔵量ならどうでしょうか目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイン金の埋蔵量ランキング

 

 

その国の国土にどのくらいの量の

採掘可能な金が眠っているかを比べる

金の埋蔵量ランキングまじかるクラウン

 

 

実際の順位はこちらビックリマーク

 

 

1オーストラリア(1万トン)

2ロシア(5,300トン)

3南アフリカ(3,200トン)

4アメリカ(3,000トン)

5インドネシア(2,600トン)

 

 

 

…あれはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク

日本ははてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク(2回目)

 

 

そうなんです、日本は埋蔵量のランキングでも

世界的に見れば余裕でランク外ガーン

 

 

実際に採れる量も埋まっている量も少ない、

金属資源に関してはかなり貧しい国

ということがわかりますもやもや

 

 

では、そんな日本がどうして

「黄金の国・ジパング」なんて呼ばれていたのでしょうかはてなマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイン黄金の国

 

 

日本ではそもそも奈良時代の早くから

金を貴重品として大事にする意識があり

積極的な金採掘がおこなわれてきましたおねがい

 

一面金ピカのお堂で有名な

岩手県・中尊寺の金色堂

お隣の宮城県の金山から金を得て作られた

という説が有力になっています音譜

 

 

そして、もとから需要の高かった金の採掘量が

日本で飛躍的に伸びたのは

実は戦国時代のころあせる

 

各国でし烈な勢力争いをしていた

1400~1500年代のさむらいたちは

自国の力を示すため、どんどん金の採掘をすすめましたキラキラ

 

しかし、金の採掘が非常に活発に行われたことで

この時点で日本に埋蔵されていた金の多くが掘り出され

地中資源が枯渇状態に…(笑)

 

 

冒頭でお話したマルコ・ポーロの『東方見聞録』は

13世紀に書かれた書物ですから

 

ちょうど日本で金の採掘がさかんになり始めたころ、

そういった金に活気づいた様子を伝え聞いて

「黄金の国」…なんて言ったのかもしれませんね爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイン日本の2大金山

 

 

さて、ではここで日本で実際に金の採掘がおこなわれた

金山について、有名なものをご紹介しましょうキラキラ

 

 

まず日本の金採掘の場としてもっとも有名な場所である

新潟県の佐渡金山まじかるクラウン

 

この金山は1601年から稼働が始まり

閉山となった1989年までの約390年のあいだに

78トンもの金を採掘してきた、と言われていますびっくり

 

これは狭い国土の日本の金山としては

非常に驚くべき記録と言えます目

 

 

 

そして、現在も稼働し続けている唯一の金山が

鹿児島県の菱刈鉱山です晴れ

 

菱刈鉱山は

佐渡金山に迫る産出量を誇った北海道の鴻之舞金山が閉じてから

なかなか優秀な金脈が見つからず苦しかったころ

救世主のように見つかった金山ですひらめき電球

 

稼働初めは1985年ですから、

ちょうど佐渡金山からバトンを受け取るようなタイミングで

日本の金産業を支えていくことになりましたリボン

 

菱刈鉱山のすごいところは、産出量は言わずもがな

金山としての質の高さです照れ

 

海外の金山では

鉱石1トンから平均して5グラム程度の金が採れますが

菱刈金山では

鉱石1トンあたり20グラムもの金が採れるのだとか爆  笑

 

 

今でも、菱刈金山には約250トンの金が

埋まっているとされていて

日本の貴重な資源となっていますDASH!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コインもうひとつの金山

 

 

さて、実際に土を掘って金を探す金山以外に

近年注目されている金山がございます晴れ

 

それはずばり、都市鉱山キラキラ

 

 

私たちが使っているパソコン携帯電話などには

微量の金が含まれていますDASH!

 

それを回収して取り出せば

もう一度金として流通に乗せられる…

まさに都市にこそある金脈、都市鉱山ビックリマーク

というわけです目

 

 

実際、携帯電話1トンからは150グラムの金

が回収できるといわれていますスマホ

 

前項でお話したように、海外の主要鉱山では

1トンの鉱石あたり約5グラム

日本の菱刈鉱山でも1トンあたり20グラムの産出ですので

 

これは目が飛び出るくらいの埋蔵量ですよねびっくり

 

 

そして、日本の都市鉱山には

約7000トンもの金が眠っている

という予測も立てられていますキラキラ

 

これは世界の金埋蔵量の約15%にもなる

とんでもない数値ですキョロキョロ

 

 

もちろん、電子機器の回収や分解・リサイクルには

とほうもない費用がかかりますので

すぐに都市鉱山が日本の資産にはならないのですが

 

将来的には日本の金保有量が

世界トップクラスになる日も訪れそうだな、

なんて思っちゃいますよね音譜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイン最後に

 

 

本日は日本と金について多方面からお話ししましたキラキラ

いかがでしたでしょうかはてなマーク

 

 

実際的な金の埋蔵量は少なくとも

世界最大規模の都市鉱山を有する日本…

 

更にいま、迫る金資源の枯渇に向け

海水から金を取り出す研究も

さかんに進められていますニコニコ

 

海水が金になる未来が実現すれば、

島国である日本の金採掘量は

都市鉱山と合わせて

世界トップに躍り出てもおかしくありませんキラキラ

 

 

日本の金の全盛期は早くに終わってしまいましたが

かたちを変えていまもなお、私たちの国は

「黄金の国・ジパング」であるといえそうですよねウインク

 

それではまたバイバイ