みなさまこんにちは(*^-^*)
金やプラチナでできたジュエリーには、
その金属の種類を表す刻印がされているのが普通です
ですが、
刻印があればすべて貴金属というわけではありません
今回は紛らわしい金属の刻印についてご紹介いたします
刻印の基本ルール
まずは一般的な貴金属の刻印のルールから
通常、金は「K」 プラチナは「Pt」という記号で表され、
そのあとに純度の数値が続くかたちで刻印されます。
つまり、有名な18金は「K18」となるわけですね
※金の純度と呼び方については
https://ameblo.jp/ichirokuya/entry-12627619891.html
こちらの記事をご参照ください
プラチナは純度100%のものをプラチナ1000と呼びますので
金とは少々計算方法が異なりますが、
「アルファベット(金種)+数字(純度)」という刻印ルールは同じです
では、このルールに則らない間違えやすい貴金属刻印についてお話していきます
数字だけの刻印!?
「数字刻印はあるけどKやPtって頭についてない これってなに~」
となった方!
実は貴金属の純度を、数字のみで刻印する場合もございます
比較的目にしやすいのは
750K18のこと。金の含有率が75%のため(主にジュエリーなど)
9999K24、純金のこと。金の含有量が99.99%以上のため(コインやインゴットなど)
925スターリングシルバーのこと。銀の含有率が92.5%のため(ジュエリーや食器など)
の3種類でしょうか。
その素材に、貴金属がどの程度の割合で含まれているか示しているわけですね
中には数字の前に「Au」というアルファベットがつくこともありますが、
こちらは金の原子記号を示すものですので、問題ありません
数字だけでもきちんとした貴金属ですのでご安心くださいね
「K18」じゃなくて「18KT」「18K」になってる!
K18は18金のことだとお話ししましたが、中には「18KT」「18K」のような
紛らわしい刻印も存在します
このふたつも非常によく似た刻印ですが、実態は少々異なります。
「18KT」の「KT」とは、金の純度を示す「カラット(Karat)」の略。
つまり18KT=K18と考えていただいて問題ありません
次に「18K」について、こちらもKはカラットの略ですが、
「18K」刻印が施されるのは主に海外製品
たいていの場合はこちらもK18のことを指しますが、
製造されている国や時期によっては、K18の純度に満たない金属が使われていることがあります
「18K」刻印のお品物は、まれに18金の金額では取引できないことがございますので、
買取や査定の際はご注意ください
「K18WG」「K18PG」ってなに?
リングやネックレスなどのジュエリーでよく見られるのが
「K18WG」「K18PG」といった刻印。
K18は18金のことなのはわかるけど、WGやPGってなに
って混乱しちゃいますよね
実はこちらは、金の色味を示す刻印なんです
18金は全体の75%に金を使った素材ですが、
残りの25%にどんな金属を配合するかによって、仕上がりの色も変化します。
K18WGホワイトゴールド。銀・ニッケル・パラジウムを混ぜて銀に近い色に。
K18PGピンクゴールド。銀・多めの銅を混ぜて赤みがかった金に。
日本ではシルバー系の色味や、肌なじみのいいピンク系統の色味が好まれますので、
最近特によく見かけるようになった刻印たちです。
ちなみに通常の金色をした金は、「K18YG(イエローゴールド)」とも呼びますよ
もちろんK18以外でも、K22、K14、K10なども純度刻印のあとに色味の刻印がつくことがあります
「GP」「GF」「HGE」ってなんのこと!?
さて厄介なことに、「K○○」に続くアルファベットは色味を示すものだけではございません
こちらでご紹介する「K18GP」「K18GF」などの刻印は、それらが
金メッキや金張り製品であることを示しています
もちろん金メッキや金張り製品にはそれらなりの良さがありますが、
パッと見ゴールドに見えるだけあって、買取に持ち込むときには注意が必要です
よく見る金メッキ・金張り製品の記号は以下の通りです。
HGE・・・金メッキ(Hard Gold Electro plated)
GP・・・金メッキ(Gold Plated)
GEP ・・・金メッキ(Gold Electro Plated)
GF・・・金張り(Gold Filled)
RGP・・・金張り(Rolled Gold Plate)
これらの刻印は、金杯や置物などに見られることが多いです
おうちに「これって金」というものがあれば、チェックしてみてはいかがでしょうか
最後に
今回は貴金属の刻印についてお話ししました
いかがでしたでしょうか
お買い物や買取持ち込みの際の参考にしてみてくださいね
それではまた