昨日の夫は 肺炎の熱が下がり 前日とは別人のようだった。
主治医の先生の言われたとおり 話の辻褄は 合わなかった。
でも 私たちのことを分かってくれた。
夫は 言った。
「 あんたは なんでも ゆっくりしないと。
ゆっくりー。」
夫の口癖だった。
私は 家のなかをバタバタして せわしないとよく言われた。
家の中だけでなく 車庫の車止めに つまづいて転んだり。
慌て者の私を覚えていた。
話は あちこちに飛んで 理解できなくなったが。
少し退屈した孫をつれてでた 娘の名前を呼んだ。
孫の名前を呼んだ。
そして 息子を気遣った。
息子の将来を。
これから みんなで夫のところへ出かける。
朝から 突風が 吹いている。
今日の夫は、元気かな?