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人は思うように生きられる。
人は自分が望むような人生を歩んでいる。
すべてのことはあなたの潜在意識が引き寄せているもの。

・・・そんなメッセージが巷に溢れています。

出版業界の端っこで仕事をしていると、
そういうメッセージの本が売れるので、
そういう本ばかりが量産されているのを見ています。

「確かにそうだよね」と思わなくもないのですが、

「人生は思うように運ばないことの方が多いんじゃないか」
とやっぱり思うのです。


「だから、人生はおもしろい」なんて、
知った風なことも言うつもりはありません。

ただ、
「思うようにならないことが次々とやってくるからこそ、
それをどう捉えるか、がその人の生き方なんだ」

そう、人生の折り返し地点を過ぎたころから思うようになりました。
それが「顔」にでる。
こわいなぁ、と思います(笑)


「凛」と生きる、でも、やわらかく。
 そんな風でありたいと思う年の始まりです。


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この「凛」という字は、書家・前田遥水先生によるものです。
http://www.yousui-shodo.jp/profile/

中学時代からの親友二人が粋なはからいで、
私が『115通の恋文』を書き上げたお祝いにと、
遥水先生にこっそり頼んで、この「凛」という字を書いていただき
プレゼントしてくれたのでした。
(私が先生に毎年、年賀状の干支の一字を書いてもらっていることを
友人は知っていたのです・・・)


私の性格をとことん知り尽くした友人からのプレゼントは、
何とも嬉しく、励みとなりました。

今年はこの「凛」という書を玄関に飾り、
いつも目にし、いつも心にかざし、歩んでいこうと思っています。
本年もよろしくお願いいたします。