誰にだって、

一凛堂・稲垣麻由美のブログ


自信満々。
「結構、イケてる」
「もっと前に、もっと大きく、もっと広く!」
「なんでもできる」

そんな風に思えるとき





「やっぱり自分なんて駄目だ」
「ショセン・・・」
「ついてない」


なんてときが交互にやってくる。


そんなものだと思う。


だけど、失敗が続いたり
(不思議とミスは驚くほど続けくものだ)
想定外の良くないことが続くと


あれほど「前向き」と自称していた自分が
一瞬にして脆くも「後ろ向き」になり、
その後ろ向きが、永遠に続くような錯覚に陥ることがある。
しかも、驚くほど簡単に。


ただ、その後ろ向きな自分を、この頃は
変に無理やり前向きにしようとはせず、
ちゃんと後ろ、というより、掘って掘って、
地面を打つまで落ち込み、考
えることが
大事だと思っており、
この6月後半は
「なぜ」「どうして」「何が」を自分に問い続けていた。

そんな折、尊敬している経営者の先輩に会う
機会があった。

その方は、いつもどこか飄々としている。
「人が、あぁいうから」
「世間が、あの人が」というところと違うところで
生きている感じがとても好きだ。


その方に、ふと
「陳腐な質問で恐縮ですが、自分に自信をなくしたり、
そんなことってありますか?」


と聞いてみた。


そしたら、
「もちろんあるよ。
あのとき、こうしとけばよかった。失敗してしまった。
だから、次回はこうしよう。次回は失敗しないでやれる。
そんなことの繰り返しだよ。
誰だってそうだよ。
きっと、それは、オバマ大統領だって一緒だよ」


「・・・ ・・・オバマ大統領?」


私は一瞬、「?」だった。
だけど、そのあと、笑い出してしまった。
その笑いは、どんどん大笑いになった。



>オバマ大統領に比べれば、私の背負ってるものなんて、
アハハ、ナノサイズだ(笑) いや、もうちょっと大きいか。

そんなことを考えていたら、外は眩しいほどの青空だった。


これで、7月もまた
自分らしく、歩いていける。