私は逝く前日に絶縁の母親の為に会いに行った。ホスピスで逝く母親を見舞いに行った。私は明日から東京に行く前。名古屋でいられる最後の日。ウィスキーを片手に見舞いにいった。私は彼氏を一生作るつもりはない。これからも。酒屋でウィスキーを買って公園で飲んでいた。学校は中退した。義理の父と暮らしている。私の唯一の理解者だ。ウィスキーを買ってくれる。今は憎んでいた母親に会いたい。だからつらかった。東京で人生をやり直したい。父に言った。父は、明日母親が逝くと言ってくれた。だからウィスキーを飲みながら、私はホスピスにいった。その途中でタクシーから降りたら、涙を流した。母親は嬉しいと言ってくれた。明日、女優になれる日。ごめんね。母親が泣いた。最後に会えて良かった。成功したら泣くよ。それは約束した。そして葬儀をしたあとで東京に行った。
父は仕送りしてくれた。今は東京でホスピスで逝くのを待っている。母親を見舞いから二年後だね。ウィスキーを飲んで逝くのがいい。父は見舞いに来てくれた。親だと思った。彼氏は出来なかった。自分らしいな。女優は看護士の役をした。
明日私は逝く。まるで母親のように。
