タイムカプセルと言えば、何かの記念で制作するするものというのが通例。

小中学校の卒業や自治会の創立●●周年等々が主たる例だ。

 

また、タイムカプセルと言えばビル入口の土台付近にある『定礎箱』という石板も有名

中身はそのビルの竣工当時の記念品や当時の新聞などが収納されているようだ。

 

そして、今回は特別な記念日でもなければ…誰かメッセージを伝えたい特定の相手がいるわけでもないけど

 

24年後に向けてタイムカプセルを制作することを思いついた!

 

なので、寄せ書きや未来の自分への手紙もなければ、願い事を書いた紙も入っていない

 

中に入れるものとしてはあくまで

 

現在の生活を箱の中にそのまま閉じ込めたもの

 

①24年前(1998年)から随分と変わってしまったもの(今後24年間で変わると予想)

②24年後に開けたときに2022年の生活状況や街の様子がわかるもの

③実生活と密接に関係しているもの

 

という基準で考えてみた。

 

以下、選んだものの一例

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このカテゴリが24年前(1998年)からの最も大きな変化だろう。なので、24年後の変化も一番期待できそうだ。

出版も新聞も90年代後半にピークを迎えてから衰退…2046年に紙の新聞は存在しているのだろうか?

 

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食糧問題等も騒がれている時代。24年前には『京都議定書』が話題になり、世界初の量産ハイブリッドカーが発売されてからまだ5ヵ月…『21世紀に間に合いました』と謳われた。それが今ではハイブリッドカーが市場の4割弱を占める身近な車に変わった。

2046年にはスーパーの特売で売られている魚や肉がもう簡単には手に入らなくなるのかもしれない…

このほかにも回転ずしチェーン店の広告や自動車関連など様々な折込チラシを選んだ。

奇しくもこの日売られていたカーセンサーの表題が『STOP絶滅』…24年後にこの雑誌の掲載車がどれだけ世に残っているのかは気になるところ

 

内容物の収集日は主に5月15日~5月16日

この2日間にかけて周辺の様子や日常の風景の動画も撮影し、24年後に向けて編集した。

 

他にも留意した点は再生機器の消滅。例えば24年前には当たり前だった8ミリビデオ(再生デッキ)が今日には消滅してしまい再生機器の確保も困難な状況であるが、現在の主流規格が24年後にも当たり前のように存在している確証がない。なので動画はDVDとBD(クラウドサービスを使うという手もある…)で、写真などは敢えて紙焼きにして残しておくことにした。

 

また、将来の引っ越しや災害での浸水などを考え、地中に埋めず箱に密封して管理が行き届く倉庫の奥で保管することにした。

 

内容物の一覧はこんな感じ

■2022年の様子がわかるもの

・市の広報誌、市議会だより、グルメ系フリーペーパー、地域情報誌(市川カタログ21-22年版)

・周辺の様子や日常風景を撮影して編集した動画(再生機の生産停止を考慮してDVDとBDで保存。原本はクラウドにする予定)

・新聞(全国紙・地方紙・日経・日経MJ 各紙2022年5月16日朝刊)

・折込チラシ各紙(様々なジャンル…GW頃~5月16日まで約2週間分)

・記念切手、はがき、磁気乗車券

・ショッピングモールのフロアガイド、ホテルの宿泊案内、宴会プラン案内パンフレット(結婚式・法事等)

■2046年に時代の変化を感じられそうなもの

・スーパーのレシート、サマーギフト(母父ギフト)カタログ

・日本地図、2040年~2050年の未来予想に関する書籍類、業界地図(2022年版)

・賃貸情報誌、求人情報誌(フリーペーパー)、中古車情報誌(カーセンサー)、新車情報誌(月刊自家用車)、自動車カタログ

・携帯電話カタログ(各キャリア)、インターネットカタログ(プロバイダ)、生活家電カタログ(冷蔵庫・洗濯機・エアコン)

・パソコンカタログ、ゲーム機ソフトカタログ(Switch、PS4/5)、カードゲーム各種

・バイオマスプラスチックフォーク、サランラップ、市指定ゴミ袋

 

開封は24年後の

 

2046年5月16日を予定している