伊賀四国八十八ヶ所霊場 第七十三番 福楽寺
三重県名張市短野にある、伊賀四国八十八ヶ所霊場 第七十三番 福楽寺(ふくらくじ)です。
ご本尊:十一面観世音菩薩
福楽寺は、荘園時代(1000後半~1100)黒田荘の頭領、大江定基が建立した寺であると伝えられています。
寺院が檀家制になるのは後世のことで、平安の頃には、寺の多くは自家の繁栄を祈る豪族、荘園の実力者などが氏寺として一寺を建てたと云われています。
福楽寺もその一つと考えられています。
この地区には、かって桜本山福楽寺(当山)のほかに、松本山極楽寺(廃寺)、梅本山安楽寺(廃寺)がありました。
谷あいの小集落に桜・松・梅の山号と、寺号に楽の付く寺が三ヵ寺並び存在していたことは、起源に何か関連があったのではないかと思われます。
東大寺続要録に当山の前身とされる、長楽寺の名があり、往古は黒田荘における八寺ではなかったかと推測されています。
現在の本堂、庫裡は大正5年(1916)に再建されたもので本尊十一面観音立像、弘法大師像などを祀っています。
境内には鎌倉後期の五輪塔があり、古刹を偲ぶに興味深い。
また福楽寺は、三重四国八十八カ所 番外四番札所でもあります。
《御朱印》
伊賀四国八十八ヶ所霊場 第七十三番
奉拝
本尊十一面観世音
福楽寺
平成二十六年十月四日 奉拝
【アクセス】 近鉄大阪線「名張」駅より三重交通バスにて、「梅が丘南四番町」バス停下車、徒歩10分。
杉谷神社(名張市)
三重県名張市大屋戸に鎮座する、杉谷神社(すぎたにじんじゃ)です。
御祭神:天穂日命
杉谷神社は、中世名張郡最大の豪族大江氏の氏神として、永延年間に大江朝臣三河守貞基によって始祖である「天之穂日命」を祀る神社として創建されたと伝えられています。
後に鳥羽天皇の御代に至り勅により菅原道真公の霊を勧請し「椙谷天満宮」と尊称されました。
始めは大江一族の鎮守社であったが、菅公祭祀以来名張郡三十余郷の惣社となるに至り、明治4年に社格が制定され「郷社」となりました。
祭神は天之穂日命のほか二神であったが、明治41年に近隣の村社・無格社を合祀し、以来前記の十二神を祀って現在に至っています。
社殿は、天正の兵火で焼失したため慶長17年に再建されて現在に及び、桃山風の建物として三重県並びに名張市の有形文化財に指定されています。
また、宝蔵する北野天神縁起三巻の絵巻は同の重要美術品・三重県文化財に指定されている。
平成二十六年十月四日 奉拝
【アクセス】 近鉄大阪線「名張」駅より三重交通バスにて、「梅が丘口」バス停下車、徒歩1分。








