小樽商大の飲酒搬送7人は未成年、部活動停止に
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学生の未成年飲酒を受け、記者会見で陳謝する小樽商大の山本学長=栗原怜里撮影



 北海道小樽市緑の小樽商科大学グラウンドで7日夜、飲酒していた同大アメリカンフットボール部員9人が急性アルコール中毒とみられる症状で病院に搬送された問題で、7人が未成年だったことが8日、分かった。



 札幌市在住の1年生男子部員(19)は心肺停止状態で、同時に搬送された別の1年生の男子部員2人も一時、意識不明となったが、その後、意識が回復、残り6人は生命に別条ないという。



 同大によると、アメフト部員約60人が、午後3時頃~5時頃、グラウンドで花見目的でバーベキューパーティーを催して飲酒。グラウンド敷地内の小屋で酔って寝かされていた1年生男子3人が、午後7時45分頃に女子マネジャーの119番で病院に搬送された。



 さらに、救急車を見た大学職員がグラウンドへ駆けつけたところ、部員が「(近くの)合宿所でも倒れている」と話したため、職員が確認して午後9時頃に119番。1~4年の男女6人が救急車で病院に搬送された。



 同部は8日までの予定で5日から合宿中だった。7日は練習が行われず、2年生部員の企画で午後からパーティーを始めたという。参加したのは部員だけで、部顧問などはいなかった。同大では当面、同部を活動停止とする。同部は昨年まで全道大会で4連覇した。

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