「息子(次男の名前)ちゃん、これから心臓病のために甘いもんや
お肉を食べるの止めようと思うねんけど、どう?出来そう?」
「息子(長男の名前)、次男の食養を家族みんなでやろうと思ってるねんけど、
協力してくれへん?家族みんな同じもんを食べよ。好きなもんも食べられへんくなるかも。」
病院からの帰り道、息子たちに協力を仰いでん
ほんならなんや2人とも、すんなり「うん、頑張る」て言ってくれてん
拍子抜けしたわ
うち、緊迫した雰囲気やったんかもしれんからノーって言えへんかったんかも、
それか徹底的にやるとかは思ってへんかったんか、意味分からんかったんか、
とにかく子どもたちは、これから始まる食養にあんまり不安は感じてへんみたいやったわ
食養は家族全員でせーへんと、うまくいかんって聞いた事ある
家族の中で一人だけ違うもん食べたりすると、誰かかしら不満が出る
食べ盛りの兄の協力が必要やと思った
みんな同じ船に乗った運命共同体や、そんな感じ
食養生っていうんはな、基本的には「陰陽」の考え方やねん。
それに基づいて、献立とかお手当て、暮らし方を中庸へと導いていく生き方ベースの「陰陽」は
「陰と陽の2つの相反するエネルギーがある」
ていう考え方ねんな。
天の陽、地の陰、陽の男、陰の女、光の陽、闇の陰ていうのが
それぞれバランスを取りながら存在してる
「陰」は遠心力、拡散力があって上昇のエネルギーで身体を冷やすっていう感じ。
食べ物にも陰陽があってな、夏にとれるナスやトマトとかが陰。
反対に「陽」は求心力、収縮力があって、下降のエネルギーで身体を温める作用。
カボチャやゴボウの根菜類とか。
極めて陰性な状態を「極陰性」、逆に極めて陽性な状態を「極陽性」って言って、
陰と陽のバランスが取れた状態を「中庸」って言うねんな。
ほんでから、もうひとつ、これは取り入れる人とそうでない人がおるみたいで、
正直うちも詳しく分かってないねんけど、うちらが相談に乗ってくれた食養の先生は、
取り入れとってんけど、陰陽の他にもう一つの考え方があって「五行」やねん
自然界のものは全て、木・火・土・金・水の5つの元素によって構成されてて、
それぞれが互いに影響し合い、常に変化するという考え方。
季節・色・味・内臓とかもこの5つに分類されとって、
この理論を使って食材を選んだり調理の仕方を考えたら、季節毎の食べ方が分かるようになるって感じ?
5つの元素それぞれに関係する臓器があって、臓器の働きを助ける食物もある。薬膳みたいな?
そんな、なんか昔から受け継がれてきたえらい莫大な量の叡智を
次男の病気に添わせて考えていくって言う気の遠くなるような話みたいに聞こえるかもやけど、
実はシンプルな考えかもしらんて最近思うわ
まあ、どんな感じで進めて行ったか、色んな葛藤あったし
聞いてくれる?
(つづく)