いちこべ@番外編 -5ページ目

謹賀新年


いちこべ@番外編



今年の目標。

やるべき事をきちんとやる

以上。

それが1番難しいんだけどね(^^;



それでは、ことしもよろしくお願いします。



年末ってもぅ!

毎年、11月頃から年末に向けて決算やら大掃除を始めようと思うのだけど・・・。
出来たのは去年くらい。

今年は、ダラダラと過していて、結局ここ何日かでバタバタと色んなことをしなければならず、
お疲れちゃんです。

ただ、今年は父ちゃんが大掃除を頑張ってくれたので、大助かり!!
去年は父ちゃんが年末ギリギリまで仕事だったので、大掃除は一人でコツコツやったもんなぁ。

来年こそは、毎月きちんと月締めして、掃除もちょこちょこと中掃除をするのだ!!

と心に決めた、今年の年末でした。

さぁてと、明日からは正月の準備だ!!

信頼

犬とパートナーになるには・・・
常に考えていたつもりでいたけど、わたしは1番大切な事を見逃していて、全く見当違いな方向に
”一人で”走っていたと思う。

きっかけは、ぶぅ太のお散歩。

以前のエントリー で書いた通り、ぶぅ太にはカッ飛び癖があります。
お世話になっていた訓練士の先生に見てもらい、訓練方法を教わって自主訓練をしていたのですが、
最初の頃は上手く行っていたのですが、それ以上良くならない・・・。
それどころか、かえって酷くなっていくような気がしました。

散歩中のぶぅ太が、とにかく挙動不審で落ち着きが無く、常にバタバタオロオロしているのです。
こちらの声なんか全然届いていないし、いつもビクビクしている感じで、必死になって隣を歩こうとする
のですが、まったく出来ていないのです。
それどころか、「イケナイ!」と言おうものなら、ビクッと身体を伏せたり、足元から逃げるようになって
いました。

私は明らかに「ぶぅ太に嫌われている。」と思いました。
悲しくて、悔しくて、ムカついて(←ヒドイ・・・)、ある日私は言いました。
「もう、ぶぅ太となんて散歩に行かない!!絶対行かない!!!行きたければ一人で行けばいい!!」
そう言って、散歩から帰ってきた玄関先で、半べそをかきました。

見るに見かねた父ちゃんに、「そんなこと言うな!」と怒鳴られても、それでも私は気持が収まらず、
「行かないって言ったら行かないもん!ぶぅ太となんか2度とお散歩に行かない!!ぶぅ太なんて嫌いだ!!」
と言って、必死で涙をこらえていました。
(今思うと、なんて酷いことをぶぅ太に言ったんだろう・・・。
思い出しただけでも、申し訳なさと自分のバカさに涙がでてきます。)

父ちゃんになだめられ、いさめられ、やっと人の言葉が聞けるようになった時、父ちゃんがぶぅ太を
連れ出して常態を見てくれました。
ぶぅ太と父ちゃんのお散歩・・・。
ストーカーのように後ろを見つからないように歩いて様子を見ていたのですが、とっても上手に
楽しそうに歩いているぶぅ太。
自宅前に到着後、「ちょっと引いてみな。」と言われ、引いてみたのですが、私では全然ダメです。
もう外も暗くなっていて、目の悪い父ちゃんでは細かいことが見えないので、明日きちんと見てみよう
という話になりました。

次の日、私とぶぅ太が歩く様子を今度は父ちゃんがストーカーします。
散歩後、タイミングがどうだとか、指示の出し方がどうだとか言われたのですが、私が父ちゃんに訴え
たかったのは、もっと根本的なところだったのです。

「違うんだよ、父ちゃん・・・。ぶぅ太ね、たぶん私の事嫌いなの。私の声が全く聞こえてないの。」

気になっていること、出来ないこと、色んなことを話した結果、父ちゃんが出した答えは・・・
「ぶぅ太がお前を信頼してないんだよ。全然会話が出来てない。出された指示に従わせることなんて
簡単なんだ。でも、それじゃダメなんだ。会話をしないといけないんだよ。」
ということでした。

今まで、父ちゃんと私は方向性が違っているというか、考え方が違うというか・・・とにかくこの手の話を
しても、いつも平行線で終わっていたのですが、今回ばかりは父ちゃんの言う事を気持をまっさらにして
聞きました。藁にもすがる思いで・・・。

たくさんたくさん話をした内容を簡単にまとめると・・・
 ・ぶぅ太の気持を汲んでやること。
 ・叱る前に教えること。
 ・ちょっとでも出来たら、出来たことをまず褒めること。
まず、ここからやり直さないとダメだということになりました。
というか、これが全てなんだと・・・。

ぶぅ太の気持を汲む。
ぶぅ太が何をしたいのかを考えるんじゃなくて、ぶぅ太がどう思っているかを考えてやらないとダメなんだ。
我慢しているのか、詰まらないのか、楽しいのか、一緒に楽しみたいのか、褒めてもらいたいのか、
確認したいのか、嫌なのか、好きなのか・・・
表面的な行動を見るのではなく、ぶぅ太の気持や思いを考えてやらないといけないんだ。
そして、その気持に答えてやらないといけないんだ。

叱る前に教える。
正解を教えてもらえないまま叱られてばかりでは、どうしたら良いのか解らない。
いきなり「イケナイ!」と言ったって、何がいけないのか解らないから、自分が出来る技を叱られる前に
やろうやろうとして、結果バタバタしてしまう。
「イケナイ!」という前に「こうしよう。ああしよう。」という正解を教えてやらないといけないんだ。
「ぶぅ太、ちゃんと隣を歩こう。」
「ぶぅ太、早いよ。」
「ぶぅ太、落ちついて。」
「ぶぅ太、大丈夫だから、ゆっくり歩こう。」
「ぶぅ太、そっちは危ないからこっちにおいで。」
「ぶぅ太、今日は田んぼ行かないよ。」
「ぶぅ太、母ちゃんが頑張るから、ぶぅ太は頑張らなくていいんだよ。」
教えることは山ほどある。そして、バカみたいに叱る必要はないんだ。

それをやっていくと、必然的にちょっとでも出来ると褒めたくなってくる。



最近のお散歩風景。

何かに気をとられ、ぶぅ太の歩調が速くなる。
「ぶぅ太、早いよ。」と教えると、ぶぅ太はハッと気付いてゆっくり歩く。
当然隣に戻ってくる。
「ぶぅ太、イイコだね。上手だね。」
嬉しくなって褒める。

ぶぅ太も嬉しくなって、こちらを良く見るようになる。
「上手に歩けてる?」鼻でチョンと足を突いて、私に聞いてくる。
「うんうん。上手に歩けてるよ。カッコイイね、ぶぅ太♪」
自然にお互いを見る回数が増える。

「カケッコしたいよ。」
ぶぅ太がチョンと足を突いて、誘ってくる。
「いいよ。じゃあ、一緒に走ろうか。」
ぶぅ太はこちらをちゃんと確認しながら、上手に隣を走る。
「ぶぅ太、上手だね!よーし、じゃあそろそろ止まろうか。」
そう言ってスピードを緩めると、ぶぅ太もちゃんとスピードを緩める。
「ストーップ。」の声で、二人そろって止まる。

いつものあぜ道に近づいてきたけど、今日はもう遅いからあぜ道は無し。
「ぶぅ太、今日は遅いから遊ばないよ。」
ぶぅ太は不服そうな顔をして、一生懸命遊びに誘う。
だけど今日はダメと決めたらダメなんだよ。
「ぶぅちゃん、今日は行かないよ。ダメだよ。」
言いながら、あぜ道の入り口を通り過ぎる。
ぶぅ太は後ろを振り返りながら、だけどちゃんとついてくる。
「ぶぅ太、えらいね。我慢できたね。おりこうさんだ♪」
我慢できたことを褒められたぶぅ太は、気を取り直して隣をテクテク歩く。

ワンコが前からやってきた。
これはぶぅ太が最も苦手な状況。
「ぶぅ太。大丈夫だよ。座って待ってよう。」
ぶぅ太の隣に一緒にしゃがむ。
「ぶぅ太。待てだよ。そうそう。おりこうさんだ。」
誰だって最初から上手になんて出来やしないんだ。
ちょっとくらい、やってくるワンコに釘付けになっても、座れなくても、お耳でちゃんと私の声を聞いて、
我慢して通り過ぎるのを待てたなら、それはとってもすごいこと。
「ぶぅ太、上手に出来たね。おりこうさんだよ。」
ワンコが通り過ぎた後に少々ワタワタしてしまったって、そこでまた教えてやればいい。
「ぶぅ太、大丈夫だよ。隣においで。落ちついてごらん。大丈夫だから。」
ぶぅ太が落ちつくように、声をかけたり、なでたり、時にはペタンと座って抱きしめたり・・・。
とにかくぶぅ太が落ちついたら
「そうそう。いいこだ。落ち着けたね。じゃあ、一緒に歩こう。」
といって歩き出す。
ぶぅ太はもうワタワタしない。



最初から上手になんて出来ません。
特に私はこういう事にはとてもドンクサイ方だし、理屈で解っていても感情が追いついていかない
ことが多かったりするから。
始めの頃は、正直どうしても上手く行かないことに、イライラしたり、落ち込んだり、投げ出したく
なったりしました。
だけど、ぶぅ太は今までずっと、そんなバカな私に「お散歩行きたいよ!」と変わらずに言い続けて
くれていました。毎日毎日・・・。
それを考えたら、とにかく自分が頑張るしかないんです。
頑張ろうと思えるんです。

ぶぅ太の私への態度は、明らかに変わってきています。
たくさん話しかけてくれるようになったし、たくさんこちらを見るようになりました。
そして、私の歩調を常に気にかけるようになってきました。
私に言われなくても、自分が行き過ぎたと思ったら、戻ってきて鼻でチョンとします。
「僕、あってる?上手にできてる?」
私は嬉しくなって、何度も何度も「うんうん。とっても上手だよ。」とぶぅ太に伝えます。



去年の今頃~今年の春先まではとっても楽しく歩いていた二人のお散歩。
出来なくなるには、出来なくなるなりの理由があるのです。
いつも一緒にいるから解ること。
いつも一緒にいるから見えなくなっていること。

私に最もかけていたのは「ぶぅ太の気持を汲むこと。」でした。
毎日同じお散歩なんて、ありえないんです。
私の気持が動いているように、ぶぅ太の気持だってその時その時で違うんですよね。
見える景色も違えば、聞こえる音だって違う。
やりたい事や気になる事も、その時々で変わってくるし、気分だって日によって違うのは当たり前。
それを汲んでやらないで、どうすんだよ、私!

そして、なまじ出来ることが増えたことによって「教えること。」を忘れていました。
出来ないことを叱る前に、出来るように教えてやらないといけないんですよね。
なんでこんな簡単な事に気付けなかったんだろう・・・。ホント、もう自分バカ!としか言いようがない。



この先、修復までどれだけの時間がかかるか解らないけれど、失ったものを取り戻し、それ以上の
関係を築けるように、日々ぶぅ太と心を交わしていこうと思います。いや、交わします。
ぶぅ太、こんなおバカな母ちゃんを見捨てないでくれてありがとう。大好きだよ。
明日も楽しく散歩行こうね。


いちこべ@番外編



いちこべ@番外編


ワンコの散歩は真面目にね

ぶぅ太とのお散歩コースの一つに田んぼコースがあるのですが、そこへは車1台がやっと通れる農道を
通らないと行けません。

農道は、夕方になるとご近所ワンコの散歩コースになります。

ぶぅ太は、農道から脇に入り、ほとんどワンコが来ないあぜ道メインで、遊んだりお散歩しています。



「あとへ」の再教育をし始めてから、随分まともに他のワンコとすれ違えるようになったのですが、
未だに威嚇してくるワンコには向かっていくぶぅ太。

本日、夕方お散歩の帰り道、農道でお散歩中のワンコに出会いました。

あちらは日本犬のMIXを2頭引き。

ぶぅ太がものすっごーーーーーく気にしているので、「ダメだよ。」「あとへ。」と言ってすれ違おうと
したのですが、向こうは20m手前でもわかるくらいの威嚇をしています。

ガウガウ言ってます。

もちろん、ぶぅ太臨戦態勢に・・・(涙)

しかし、2頭はずっとその場に留まり、リードをちぎりそうな勢いで威嚇してきます。

飼い主さんは何をやっているんだろう・・・?と思ってよく見てみると・・・なんと電話してるよ ( ̄□ ̄;

その場で待つのも何だかなぁだし、とにかくさっさと通り過ぎようとしたのですが、もうね、すごいのよ。

狭い農道の目一杯左端を通ろうとすると私達に、2頭は今にも襲い掛かりそうなくらいの距離で威嚇中。

飼い主ずっとTEL中(涙)

もちろん、向かっていこうとするぶぅ太。

私に叱られながら何とか通り過ぎ、通り過ぎた後も面と向き合ってお説教を喰らう始末。
(最後にはイイコイイコしたけどさ。)

しかし、相手はそれでもTEL中(号泣)



あのね、TELをするなとは言わないよ。

だけどさ、自分とこのワンコが悪さしてる時くらい、TELを中断して対処しようよ。



ってかさ、散歩は真面目にしよーぜ。

真面目に散歩しないと、すっごく危険だってことを知らない人は、どれくらいいるのかしら?

んでもって、

真面目に散歩すると、すっごく楽しいってことを知っている人は、どのくらいいるのかしら??


いちこべ@番外編


自主訓練

以前から問題だった、ぶぅ太のカッ飛び癖。

いつもの訓練士さんに見てもらった結果、「自分勝手に行動している」のが原因との事でした。

普段の散歩は・・・。

リードをつけて歩く時は、前を歩いていてもリードがピンと張らない程度に歩いていました。
張るとリードが緩むまで待ちます。

リードを放して歩く時(街中では放しません)は、前に行っても私が来るのを待っているし、
後ろに居てもちゃんと後を着いて来ます。

実は、これが大問題で、ぶぅ太的には「早くついておいで!」ってことになっていたようです。
自分が先頭。私はついてくる人。
その構図がぶぅ太の頭の中で出来上がっていたんですね。
いわゆる、「人間が散歩させられている状態」です。

だから、自分の興味があるものがあれば、私に構わずカッ飛んでいく。
だって、外では自分が主導権を握っているのだから。
それがぶぅ太には当たり前だったのです。



ということで、とにかく「散歩は一緒に歩くもの」で「主導権は人にある」ということを再度認識して
もらわなければいけなくなったわけです。

訓練方法は、とにかく前を歩かせない。それだけです。

・前に行ったら、リードが張る前に声をかける。

・それでも前に行きそうになった時は、ぶぅ太の好きなもので興味を引く。

・それでも戻ってこない場合は「イケナイ!」と一緒にショックを。

・いつも同じトーンで叱らない。(ワンコも慣れてしまうそうです)

・いつも同じスピードで歩かない。

・真っ直ぐばかりではなく、ターンしてみたりジグザグに歩いてみる。

・ターンは前に行かせないように、左ターンを主に。

・上手に出来た時は、とにかく褒める。(テンションあげすぎないように)

行けるもんなら行ってみろぐらいの気持でやるようにとのことでした。



先生は多くを語らない人で「見て覚えろ!」というタイプの人なので、やり方をとにかく観察します。
で、どうしても解らないところはしつこく聞く(笑)
そうするとボソッと方法を教えてくれます(^^;



ワンコに適当は通用しません。
今日はいいけど、明日はダメ。とか、もっての外。
イケナイものはイケナイ。
ヨイものはヨイ。
ただそれだけです。

それをいかに上手に伝えてあげるか。
そして、いつまでもそれを継続すること。

けれど、1番大事なのはいかにワンコに好かれるか。楽しいと思わせるか。だと思うんです。
好きな人が言う事は素直に聞けるし、その人と居ることが楽しければ、他所に目が行かなくなる。
必然的に、その人に注目し、その人を身体で感じるようになる。
そうすれば、意思の疎通はグンと楽になるし、伝えたいことが確実に伝わるようになる。

先生を見ていると、それが普通にとても自然に行われています。

的確で徹底した指示、リードのさばき方、声のかけ方、遊び方、注目のさせ方、どれをとっても自然で
流れるような動作です。
そして、ワンコの気持をとてもよく考えている。
やっぱりスゴイなぁ。



というわけで、訓練は遊びを交えながら行っています。
ワンコの集中力は10分~15分程度です。
10分訓練したら10分遊ぶ。この繰り返しです。
遊びの中でも、キチンと指示を出しながら遊び、いけない事は叱り、出来たら褒めること。

そんな感じで訓練をやっていると、グンッと集中力が増します。
集中力が増せば、精度も上がってくるし、短時間で覚えさせることが出来ます。

前に「招呼」の練習をしていた時は、遊びの時間が少なかったせいで、嫌々やっている感じ満々だった
のですが、最近は「来い」というとダッシュで走ってくるようになりました。
「後へ」も以前よりピタッと脚側で座れるようになりました。

散歩はといえば、訓練を始めた当初は「えっ?!お外だよ?!なんで僕の言う事聞かないの??」
という感じのぶぅ太でしたが、やっとこさっとこ、一緒に歩くという感覚が戻ってきつつあります。
まだカッ飛んで行こうとはするけど、「イケナイ」の声にかなり従えるようになりました。
そして、前に出る間隔がかなり少なくなりました。
訓練&遊びの後は「まだ帰らない~。」とダダをこねることもありますが、前に出て歩く事が断然少なく
なりました。



この調子で「前を歩かない」という認識を確実に持たせ、習慣化するまで続けます。
あとは「来い」の徹底。
何があっても「来い」と言われたらサッと来ること。
これが確実に100%出来るようになるまで、「後へ」と「来い」の訓練がこなせたことにはなりません。



というわけで、頑張るよー。

とは言っても、ぶぅ太は解っているのにやらないだけなので、訓練の必要性があるのは私なのですが(涙)
そして、訓練よりも大事な、関係性の改善に努める決意を新にしたみぃこなのでした。



追記:
訓練&遊びを真剣にやり始めてから、ぶぅ太が「遊んでー」と言う回数が多くなったような気がします。
これは良い方向に向かっているのか??