市川猿紫夢道中 -609ページ目

千穐楽~南座~



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本日、南座「坂東玉三郎特別舞踊公演」の千穐楽を迎えさせていただきました。




短い間に続きました京都公演。




皆様ありがとうございました。



明日より来月の舞踊会のお稽古がはじまります。




紫先生の三回忌追善の舞踊会。




大切に大切に勤めさせていただきます。






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三条大橋のたもとの「弥次さん喜多さん」の像。




何だか桜を愛でている様にみえませんか?





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夜の八坂さんの塔も風情がありますね。







えんし




本能寺

今日はいつもより少し早くホテルを出まして近くのお寺さんにいってまいりました。



実は今泊まっているホテルのほど近くに「本能寺」がある事を知りました。



しかもよく通る道沿いにありまして恥ずかしながらまっつたく気が付かずにおりました。



先日その事を知り早速に足をはこんでまいりました。





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京都は沢山の有名な場所があり本当に奥が深いですね。



又、八坂さんの庚申堂にも足をのばしてまいりました。




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くくり猿が沢山奉納してあります。



提灯にもくくりさるを模った紋がついております。




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いうもより少し早くにホテルを出ただけでも新しい発見が出来ました。




えんし



差出し~面明かり~

今月私がしております仕事の一つに「差出し」というものがございます。




舞踊、常磐津「将門」の傾城如月実ハ滝夜叉姫の花道の出に二人の黒衣が長い柄の付いた燭台を持ち役者を照らします。




面明かりとも申しまして古風な演出で江戸の昔から続く歌舞伎風スポットライトです。




有名な所ですと「伽羅先代萩」の床下、仁木弾正の花道の引っ込み、「吉田屋」の伊左衛門の花道の出などでも使用されます。




今回の様な変化物の作品ですと照明も暗く蝋燭の炎が役者に映り何とも言えぬ幽玄さを醸し出します。




又、照らし方により妖怪変化がふわふわと地に足のついて居ない様に見せる工夫もございます。




歌舞伎独特の素晴らしい演出の一つです。








 市川猿紫の夢道中




えんし

枝垂れ桜~桜通信~

京都では枝垂れ桜を良くみます。



色が濃くしなやかで色気がありますね。




「平安神宮」



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棚に枝が絡み見事です。



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池には花びらが浮き風情があります。



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「東神苑」



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続きましては「御所」です。





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京都のお客様よりおすすめいただいた「御所の糸桜」



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見事に咲き誇る枝垂れ桜にパワーを貰えました!!




えんし





醍醐寺~桜通信~

一昨日に「醍醐寺」まで足をのばしてまいりました。



昨年、大阪平成中村座公演で上演しました「太閤桜」のご当地です。



私も侍女役で出演させていただいておりました。



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「西大門」



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「醍醐の枝垂れ桜」


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幕の奥には国宝の「五重塔」がみえます。



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毬の様な桜。



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桜のアーチも綺麗です。



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秀吉が開いた醍醐の花見。



時を経てもなお人々を魅了する桜の魅力を実感しました。



えんし