マサアンゲリオン -2ページ目

マサアンゲリオン

聖書のおぼえがき

 

 皆さんは、自分が他人より劣っていると感じて悔しい思いをしたことがありますか。

 おそらく誰もが一度はそういう思いをしたことがあると思います。

 

 人間の原初の罪は「姦淫」でしたが、第二の罪が創世記第四章に記されています。

 第二の罪は「殺人」です。

 

 それも「嫉妬」という感情を伴った殺人なのです。

 

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創世記 4.1~16

 

 人はその妻エバを知った。彼女はみごもり、カインを産んで言った、「わたしは主によって、ひとりの人を得た」。

 

 彼女はまた、その弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。

 

 アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。

 

 そこで主はカインに言われた、「なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。

 

 カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。

 

 主はカインに言われた、「弟アベルは、どこにいますか」。カインは答えた、「知りません。わたしが弟の番人でしょうか」。

 

 主は言われた、「あなたは何をしたのです。あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。今あなたはのろわれてこの土地を離れなければなりません。この土地が口をあけて、あなたの手から弟の血を受けたからです。あなたが土地を耕しても、土地は、もはやあなたのために実を結びません。あなたは地上の放浪者となるでしょう」。

 

 カインは主に言った、「わたしの罰は重くて負いきれません。あなたは、きょう、わたしを地のおもてから追放されました。わたしはあなたを離れて、地上の放浪者とならねばなりません。わたしを見付ける人はだれでもわたしを殺すでしょう」。

 

 主はカインに言われた、「いや、そうではない。だれでもカインを殺す者は七倍の復讐を受けるでしょう」。そして主はカインを見付ける者が、だれも彼を打ち殺すことのないように、彼に一つのしるしをつけられた。

 

 カインは主の前を去って、エデンの東、ノドの地に住んだ。

 

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 神様は何故アベルの供物は受け取り、カインのものは受け取らなかったのでしょう。一見すると、不公平のように見えます。

 

 しかし神様は絶対に正しいお方なので、これにも意味があります。まず、当時のメソポタミア地域では「長子権」というものがあり、長男の権力がとても強いという風習がありました。

 カインは長男であるからアベルより上だというプライドを持っていました。神様はこれを見てカインの驕りを諫めようとされたのです。

 なぜそう言い切れるかというと、聖書の中でイエス様が語られた譬えに答えがあります。

 

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ルカによる福音書14.7~11

 

 客に招かれた者たちが上座を選んでいる様子をごらんになって、彼らに一つの譬を語られた。

 

 「婚宴に招かれたときには、上座につくな。あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない。その場合、あなたとその人とを招いた者がきて、『このかたに座を譲ってください』と言うであろう。

 

そのとき、あなたは恥じ入って末座につくことになるであろう。むしろ、招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい。そうすれば、招いてくれた人がきて、『友よ、上座の方へお進みください』と言うであろう。

 

そのとき、あなたは席を共にするみんなの前で、面目をほどこすことになるであろう。

 

 おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。

 

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 現在の、サタンが支配する社会では、自分を高く見せようとするものが、人々を欺いて高い地位につくことができます。

 

 しかし、神様と義人により築かれる社会では、このたとえが示すとおりのことが確実に起こるのです。なぜなら、真理に基づいた世界では虚勢が無意味なものであり、真に高い者しか高い地位につくことができないからです。そして真に高い者は、常に腰を低くしているものです。

 

 神様はカインを愛しておられたからこそ、カインにこのような試練を与えたのです。だからこそ、神様はカインに「罪がお前を待ち構えている。お前は罪に負けず、打ち勝ちなさい。」と叱咤激励をなさったのです。

 

 ですが、心の弱いカインは嫉妬の心に敗北し、義人アベルを打ち殺してしまったのです。

 これにて、人類の血に悪の血が濃く受け継がれるようになってしまいました。

 

 この後、カインの子孫たちは様々な技術を開拓して、文明を築いていきましたが、その心根は相変わらず傲慢なものでした。

 その証拠となるのが以下の部分です。

 

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創世記 4.23~24

 

 レメクはその妻たちに言った、「アダとチラよ、わたしの声を聞け、レメクの妻たちよ、わたしの言葉に耳を傾けよ。わたしは受ける傷のために、人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。カインのための復讐が七倍ならば、レメクのための復讐は七十七倍」。

 

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 傲慢にもカインの子孫であるメトサエルの子レメクは、神様がカインに施した憐れみである、カインのための七倍の復讐よりも大きく、自分が受けた傷の報復を七十七倍にして返すと豪語したのです。

 

 このような傲慢で野蛮な者は、神様と義人によって築かれた世界に入ることはできません。皆さんも、来る時代に備えて、このような悪の心を捨てましょう。

 

 悪人ばかりが蔓延るアダムの時代ですが、アダムの末子セツは清い血を受け継ぎ、その子孫のノアが、神様の前で正しい人として認められ、活躍することとなります。