あの日、離れることを決めたのは自分の意思ではなかった。
だからいつまでも変わらないかもしれないと思っていた。
でも変わらないものなんてなかった。
ふと気づいたんだ。
日々、あの出来事を思い出すたびに苦しくなるのはなぜか考えていて
でも理由がわからなかった。
だけどわかったんだ。
本当に愛してたから、辛かったんだ、と。
そして今も涙が出るのは、傷ついたから。
愛してた。
だけどもう 愛してる じゃないんだ。
一緒にいるときは特別愛してるなんて思ったりしなかった。
それが普通で、それが当たり前になっていた。
そしてそこにいることが普通だったんだ。
それを失って。
失う理由が大きすぎて、苦しいだけかと思っていた。
自分の気持ちもよくわからなくなっていた。
離れて、一人になって。
それでもわからなかった。
許せないなんて思っていなかった。
憎んでもいないし、恨んでもいない。
だけどいつもあの景色を見ると苦しい。
失ったことへのさみしさだと思っていたのに。
愛してた・・・。
だからあの日のことも、思い出すと苦しい。
幸せだったあの日も、思い出すと今は苦しい。
嗚呼、ずっと愛してたんだ。