(中日スポーツ)より

嵐が9月20、21日に東京・国立霞ヶ丘競技場で、「アラフェス」と題したコンサートを開くことが20日、発表された


08年から毎年、コンサートを開いている“国立”が14年から改修に入るため、ファンへの感謝を込めてリクエストでセットリスト(歌う曲目)を決めるという特別企画


来年も開催予定


 「あと2年しかできない。感謝を込めて、みんなの一番見たいベストオブベストを作ろう、と5人で決めました」


この日、都内で取材に応じた相葉雅紀(29)は嵐のお祭り「アラフェス」への思いをこう語った


 東京都が20年の夏季五輪に立候補を表明したため、国立競技場は14年から大規模な改修工事に入り、8-10万人規模の屋根付きスタジアムになる見込み


96年の「3大テノール」来日公演を除けば、国立でコンサートを開いたのはSMAP、DREAMS COME TRUE、嵐、L’Arc~en~Cielの4組


3年以上続けているのは嵐だけ


 「最初の08年に、聖火台から見た景色は忘れられない。ビル群の中にこんなすてきな空間があるなんて…と。あの光景が二度と見られなくなる」と相葉


 思い入れが強いからこそ、特別なものを作ろうと決意した


リクエストをもとにコンサートを行うのはジャニーズ事務所でも初の試み


すでに国立ラストイヤーとなる来年の開催も決まっているという


 リクエストは21日正午から31日午後6時まで、公式携帯サイトで受け付ける


候補はこれまで発表された全240曲


(1)シングル45曲

(2)カップリング57曲

(3)アルバム138曲-の3カテゴリーで3曲ずつ投票できる


 投票結果をもとにセットリストを作る


相葉は「コンサートをしていると、曲がみんなと一緒に育っていくのを感じる。これまで一度も歌っていない曲もある。どんな曲が選ばれるか楽しみ」と目を輝かせた


5人の発案で、バックダンサーは起用せず、5人だけで7万人を相手にパフォーマンスするという


 新しいことに挑戦する上で刺激を受けようと、相葉と大野智(31)、松本潤(28)の3人は、6月末から7月はじめにかけ、ニューヨークでさまざまなショーを視察した


 相葉は「振り付けや舞台装置、役者のエネルギーも勉強になった」と言い、演出プランを尋ねる記者には言葉を濁してウインク


「これ以上聞かないでっていうサインです」と、いたずらっぽく笑った


 「歴史ある場所で最後にコンサートができることを光栄に思う」としており、国民的グループの名にふさわしいコンサートを見せる意気込み