立つこともしゃべることもなく過ぎる時間。
苦しさをギュッと抱えて過ぎる残酷で残忍な時間。
それでも聖霊を呼ぶ、
10億分の1で。
498#3
あなたが真理に呼びかけたので、それはあなたに会うために大急ぎでやってきた。
もしあなたが、自分の選んだこの道で、誰があなたの傍を歩むか知っていたなら、恐れは不可能となるだろう。
あなたがそれを知らない理由は、これまでの闇の中へ入っていく旅は長く残酷なものであり、あなたはその奥深くに入り込んでしまっているからである。
あまりにも長く閉じていた瞼をほんの少し瞬いたぐらいでは、これまでずっと自らを卑下してきたあなたに自信をもたせるためには、まだ充分ではなかった。
あなたは愛に向かって進みながら、今でも愛を憎んでおり、愛が自分に下す裁きをひどく恐れている。
そしてあなたは、自分が愛そのものを恐れているいるにすぎないということに、気づいていない。
あなたは愛の意味に向かって前進しており、自分で愛の周りに張り巡らされた幻想のすべてから離れつつある。
あなたが幻想の中に後退するとき、あなたの恐れは増大する。
なぜなら、あなたがそれの意味だと考えているものが恐ろしいものであることに、ほとんど疑いの余地はないからである。
しかし、恐れから確実かつ速やかに離れる方向に進む私たちにとって、それが何だというのだろう。
