世界遺産 フエ | 一番星 見っけ!

世界遺産 フエ

バタバタとフエ旅行から帰ってきて、

すぐに日本から友達が来たりして、

遊びホーケてました・・・


帰国前に慌ててベトナムを満喫してます・・・


ということで、このブログも放置しちゃいました。


いまさらですが、「世界遺産・フエ」の紹介。



グエン朝の皇帝がましますところ。

フエの目玉商品の「フエ王宮」

石造りの正門には5つの入り口があって、

真ん中はグエン朝の歴代の皇帝(13人)だけが通れる入り口。

現在でも、真ん中の入り口は閉鎖されてました。



 


正門をくぐると、正面にあるのが「大和殿」

皇帝の即位式や旧正月の儀式などに使われた建物。






建物内は撮影禁止なので分かりにくいけど・・・

中央に皇帝だけが座れる金箔のイスがドデーンッ!と。

キンピカで龍などの装飾も立派だけど、

自分の家のリビングには置きたくありません・・・






王宮の敷地はとっても広いのですが、

ただのハラッパがやたらに多い。

ベトナム戦争でほとんどの建物が破壊されてしまったそうです。




こちらは、グエン朝のマンダリン(上級官吏)のご自宅。


現在は、マンダリンを祭るお寺になっています。


マンダリンのお孫さんのオバアチャン。

今は、こちらのオバアチャンがこの家を守っているんだって。

オバアチャンには子供が5人いて、

今はみんなホーチミンに住んでいるけど、

誰かが戻ってきて、オバアチャンの後を継ぐそうです。


こちらは「線香工場」兼「線香直売所」兼「線香問屋」




工場といっても、作業はほとんど手作業。



そして、できた線香はその辺の道端で日干しです。




こちらは、トゥ・ドゥック帝廟。

トゥ・ドゥック帝はグエン朝第4代の皇帝。
トゥ・ドゥックさんが余生をノンビリ過ごし、

帝を祭った寺と帝のお墓があります。


敷地内には広い池があって、そのほとりの建物で、

涼をとりながら、釣りや花見や読書を楽しんだそうな。


ちなみに・・・

トゥ・ドゥックさんは、103人の奥さんがいたんです。

103人も奥さんがいたら、「大奥」のドラマを作ろうにも、

人間関係がグチャグチャすぎて大変そうだなぁ・・・


でも、103人も奥さんがいながら、

幼少の時に患った病気が原因で、子供は一人もできなかったんです。

弟の子供を養子にとって、第5代の皇帝に即位させたんだって。


103人の奥さん、弟の子を養子にして皇位継承・・・

なんだか、年末の12時間ドラマのネタになりそうですなぁ。



この奥に皇帝のお墓があります。




皇帝のお墓に続く階段。

写真じゃ分かりにくいけど、段差が大きくて上りにくい。


でも、段差が大きいのにはワケがあったんです。


段差が大きい→コケル可能性大→みんな下を見る→頭が下がる。

つまり、皇帝のお墓に行くときには、必ず頭を下げることになるんです。


ホントかどうか知らないけど、なんだか納得しちゃいました。


フエには、トゥ・ドゥック帝廟の他にも、歴代皇帝の廟があるのですが、

時間がなかったので行けませんでした。


帰りのヒコーキまで中途半端に時間が余ったので、

ホテルで自転車を借りて、王宮から4キロ程離れたとこにある、

ティエンムー寺に迷子になりながらも行ってきました。




1601年創建のフエのシンボル的な塔。





ティエンムー寺は高台にあって、フエ市内を流れる

フォーン川が見渡せます。

急ぎ足での強行フエ旅行だったのが残念でした。

町の至るところにグエン朝時代の建造物があり、

「さすが世界遺産!」って感じでした。