罰とほうびについての誤解 その2 | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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クラス会議で子どもが変わる

前回途中で終わった記事。前回はこちら→http://www.ichiojuku.com/?p=2558

 

”外側からのコントロールについて抱かれ続けるもう一つの幻想は、それがうまく機能しているということです。

罰がしばらくの間、問題行動をやめさせ、ほうびが動機づけの役割を果たすことは事実です。

しかしながら、私たちはときどき「何が起こっているかに用心」しなければなりません。

外的なコントロールの短期的な結果よりも、「ポジティブな長期的に渡る結果は何か」と問うことが重要です。

広範な研究が示している通り、罰とほうびは長期的にわたる否定的な結果(反抗、力をネガティブに用いること、何も考えずに服従すること、など)をもたらし、自己規律、自己コントロール、あるいは人生で成功に必要なそれ以外の重要な能力やスキルを教えはしないのです。”

 

そうなんですよね~ うまくいっていると思っちゃってることが多々あるのでは、と。

学級も家族も。

そして、いざ問題が起こって慌てふためくというか。

そりゃそうなるよね、と思ったりします。

反抗する、意見を言わない、「別に」しか言わない、人のせいにする、感情のせいにする、スマホのせいにする・・・

 

広範な研究が何なのかはわかりませんが、実感として確かに罰やほうびで子どもを躾けると、否定的な結果に結びつくことは多いと思います。

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ただ、文章中にもある、「短期的な結果」

これがやっかい。

この短期的結果を積み上げていくことで、きっとポジティブな結果につながるだろうと思っている場合が多いんだろうなぁと。

でも、はしごを掛け違えていれば、どれだけそれを積み重ねても、違った場所に早くたどり着くだけなんだけど。

 

そして、親も先生もこの「短期的成果」に毒されていると思ってもいいくらい。

「目の前なんとかなれば安心中毒」

なんとかデトックスして、自己決定感や責任をとるスキルを伝えていこうよって思います。

それが大人の仕事なんじゃないのかな、と。