【やりたい仕事と教育の結果】
「果たしでどれくらいの人が自分の好きな仕事についているのだろうか。」
という問いを自分なりに考えてみた。
もしほとんど好きな仕事につけていない、という現実なのだとすれば、それはそれまでのプロセスの結果であるともいえる。
一般的に「社会に出る」ということが、「自分で稼ぐ」ということとほぼ同意だと考えて、それまでの教育が社会に出るためのものだとすれば、そのアウトプットとしての結果が、
「好きな仕事にはほとんどつけない教育」ということともいえる。
よくよく考えると、仕事に就くための教育というよりも、会社に入るための教育だとも言える。自分の好きでもない教科をやるのはそのための訓練の一環として捉えることもできる。興味がなかったとしても、そこには面白さは見つけられるのだ、意義は見つけられるのだ(実際に必ずあると私は思っているが)ということを学ぶよい機会。どんな仕事についても、そこには面白さや意義を見つけることができるのだ、ということを事前に経験できる機会がそこにはある。
そういうシステムのなかに、「好きな仕事に就こう(夢を叶える)自分に合った仕事に就こう。」という雰囲気を作り出せば矛盾が起きても不思議ではない。
そうであるのならば、「好きな仕事に就くための教育」も可能なのではないかとも思う。ただしそこで必要なことは、従来の就職(就社)という考え方ではなく、創職という考え方だろう。だから好きな仕事に就くというよりも、
「自分の’好き’や'大切'を生かして、仕事を創る。新しい職を創っていく」
という考え方。そこに向けた教育を、創り出していく、ということが今自分のやりたいことなんだろうな、と思った。