「学習する学校」とりあえず第一章のオリエンテーションを読んだので。
中身の紹介と感想
◆「学習する学校」の中核をなす5つの学習ディシプリン
1・自己マスタリー 2・共有ビジョン(個人と集団の願望の明確化)
3・メンタルモデル 4・チーム学習(内省的な思考と生成的な会話)
5・システム志向(複雑性を認知し、それを管理するため)
◆学校教育の「今の現実」
知識の速度、世界規模での相互依存性、経済的ストレスと社会的不確実性、テクノロジーの変容、教育の質に対する不満
◆活動の3つのシステム
「学習する教室」「学習する学校」「学習するコミュニティ」
◆組織学習の核となる概念
・すべての組織はメンバーの考えと相互作用の産物である
・学習とはつながりである
・学習はビジョンによって引き起こされる
◆産業化時代の学習についての考え方
1・子供は「欠陥品」であり、学校は子どもを「修理」する
2・学習は頭の中で起きているもので、身体全体で起きるものではない
3・誰もが同じ方法で学ぶ、または学ばねばならない
4・学習は教室の中で行われ、世界で行われるものではない
5・「できる子」と「できない子」がいる
◆産業化時代の学校についての考え方
1・学校は管理を維持する専門家によって運営される
2・知識は本質的にバラバラに分節化される
3・学校は「真実」を伝達する
4・学習は個人的なもので、競争が学習を加速する
◆イノベーションを起こす条件
・今まで煮なかったような教育現場での崩壊
・産業化時代の学校が依拠してきた歴史的・社会的条件の多くがもはや存在していない
・労働界がもはや「産業化時代の労働者を求めていない」
◆「生きたシステム」としての学校「生きた学校のためのビジョン」
そして、この変革をリードするのは、生徒だ。
というところで、第1章のオリエンテーションは終了。
これから具体的な行動の内容になっていくのだろう。(まだ読んでいないからわからないwww)
これから読んでいくうえでの、過去を含む現代の整理、といったところか。産業化時代というのだから、現代に明らかに当てはまるという部分は見えないかもしれないが、その時代の影響を深く受けた現在のシステムであるということは無視してはいけないと思う。
学校の先生も、「子どもが欠陥品だ」なんて思っていない方がほとんだと思う。でも、学校というシステム自体にこういった目に見えない産業化時代からの雰囲気がどこかに潜んでいるということから、考えなしに目をそらしてはいけないのだと思う。
そしてこれは先生だけではなく、親も同様。私も同様。そういった現状についての様々な自戒の念を忘れないように!ということを突き付けられたような第一章でした。