児童心理 11月号 SOSの出せない子 | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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ようやく読み終えた。

SOSを出せない理由として、等価返報を考えてしまうという内容があった。

ある程度成長してくると、なにかをしてもらったら、なにかを返さなければならないと思ってしまうということなのだろう。特に友人に対してそういう思いがでてくると記載があった。

実際に世の中からこういう気持ちがなくなってしまったら、味気ない雰囲気になってしまうのかもしれないなとも思うが、それがSOSが必要なくらいだとすれば、それはまた違った観点になるのだろうと思う。

しかし、自分の悩みや困ったことをどこまで自己対応したら援助を求めていいかという判断基準は難しいのかもしれない。
自分としてやれることはすべてやった、という感覚だろうか。

また、自己に対する尊厳の大きさも関係あるのだろう。

自分が価値ある人間だという経験を日々していても、それを感じる機会が少ないと、自分が助けてもらったところで、なにもしてあげられない。自分が助けてもらうべきに値するかどうかという気持ちがわいて、SOSを出すことをためらってしまうのかもしれない。

そして、SOSを出すことをためらっているうちに、その状態に慣れてしまって、自分がSOSをだすべきかどうか判断できなくなってしまうのかもしれない。

振り返って自分はどうだろうか。

SOSを出しただろうか、出すだろうか。

時間を作って考えてみようと思った。