「おっさんずラブ」以来テレビドラマを見るようになった。
が、おっさんずに比べればテンション上がらずという感じだった。
それがこの所楽しみなドラマが。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」と「姉ちゃんの恋人 」だ。
姉恋は遣都君が出ているので見始めていた。
あちこち違和感だらけのドラマだと思っていたのが、俄然引きつけられるように。
5話(11/24)、6話(12/1)と真人(遣都君)の闇が明らかになって来たからだ。
改めて、遣都君がいかに素晴らしい役者さんかと思った。
遣都君は憑依型の役者だと言う記事を見かける事が度々あったが、なんかピンと来なかった。
それが、あぁ、こういうことを言うのだと思ったのだ。
6話の最終場面、ゴンドラの中で二人きりの場面。
事件の時、どんな事を感じたり思ったりしたかを知りたい、それを話してほしい、と桃子に促されて吐露する場面。
それはもう胸が詰まる、圧巻だった。
そこにいるのは遣都君では無くて全く真人だった。
遣都君はそこには居なくて、居るのは真人。
まさしく真人だった。
このことを憑依型って言うのね、と思った。
本当に、相変わらず何かにつけて鈍い私。
あそこまで集中というか入り込んでしまうと、カットがかかって芝居が終わっても、遣都君自身に戻るにはチョットした、あるいは相当な時間が必要なのではかいか、と素人ながら思った。
どうか遣都君、壊れてしまいませんように、と祈るような気持ちになったのは私だけ?
5話では、出来るだけ誰も傷つけないように、とカモフラージュしてとか自分を抑えてとかして話した物を、正直に思うままを話して気持ちが氷解して行く真人。
あるがままの自分を受け入れてくれる桃子・・・。
二人はつきあう事にと、こう書いてしまうとすごく平板な感じに思えるが、そういうことになった。
で、次回はどんな展開になるのかな?
いきなり、無理矢理コメディみたいな感じにならなければ良いのだが。
闇が解決して、真人が全面的に明るくなってしまわないと良いな・・・。
12時をすぎたので昨日になってしまいましたが、遣都君はお誕生日で30才になりました。
おめでとうございます。
沢山の方々との出会いに恵まれ、深みを増して行く遣都君。
でも、根っこの部分では元々備わっていた様にも思える。
いつまでも見続けて居たい役者さん。