こんにちは😃ホーさん。
今日は、「母親の呪縛」が暴走する理由をお話ししますね。

見づらいかもしれないけど😅😅😅💦
アコちゃんの物語です。

むかーしむかし、あるところに、アコちゃんという女の子がおったそうじゃ。

アコちゃんは
数学が大の苦手で
先生から度々
叱られることがありました。

先生の説明を聞いても
頭の中が真っ暗闇になって

先生が何を言っているのか
まったくわからないのです。

先生はアコちゃんを怒ります。

「あなた、本当にダメな子ね。これが分からないなんて、どうしてそんな嘘を平気で言うのかしら？」
「先生のことを馬鹿にしてるんでしょ？あなたのお兄さんは、優秀だったのに、あなたは一体、どうしてそんな嘘を平気でつくのかしらね？」

アコちゃんは頭の中が
真っ白になって
何も言えなくなりました。

嘘なんて
ついてないのに…

アコちゃんは
放課後
悲しくて悲しくて
一人で泣きました。

アコちゃんの心は
悲しみではち切れんばかり。
いいえ、はち切れながら
悲しみを吐き出しました。

悲しい、悲しい、
どうして数学が分からないんだろう？
嘘じゃないのに…
どうして私は嘘つきなの？
嘘なんか、ついてない。
私がダメな子だから嘘つきなの？
数学が、みんなと同じように出来ないから、私は嘘つきなの？

どうして？
どうして私は間違ってるの？
どうして嘘つきって言われるの？

アコちゃんの心は
悲しみを吐き出し続けました。

悲しい　悲しい　悲しい

心の中にいっぱい詰まっていた悲しみが
少しずつ吐き出され
悲しみの量が減ってきたので
アコちゃんは
平常心に戻っていきました。

冷静になって考えてみると
アコちゃんには
先生の言うことの方が
間違っているように思えます。

私が嘘つきだなんて
そんなの、おかしい！
私にわかるように教えてくれないのは

先生の方じゃない！
勝手に人を悪く言うなんて

しちゃいけないことじゃない？
だって、こんなに悲しいんだよ？
私の話も聞かずに、悪い子だ！

なんて決めつけるなんて
そんなこと、私なら、しない！
私は
ちゃんと相手の話を聞いてあげるわ！

アコちゃんは悲しい出来事を
しっかりと悲しんだら
心の中には
抱きしめられるくらいの悲しみは残りましたが
その悲しみから
他人を思いやる「優しさ」が
生まれました。

次の日、

アコちゃんは
数学の時間に、勇気を出して言いました。
「私、嘘なんかついてません。」

ところが、先生は、
カンカンになって怒り出し
余計に酷く
アコちゃんを罵倒するのです。

アコちゃんは
悲しくて悲しくて
悔しくて悔しくて

でも、誰も
アコちゃんのことを

分かってくれません。

学校から、

お母さんにも電話があったようで

お母さんもアコちゃんに
アレやコレやと注意したり
アドバイスしたりするのですが

アコちゃんは
どうしても、数学ができないし
先生やお友達との関係も
こじれるばかり。

お母さんにも

上手くできなくて申し訳ない気持ちと

自分だけが注意されることへの

理不尽さの

両方を感じてしまい

素直になれません。

心配そうなお母さんの顔を見ると

わからない自分が

情けなくてたまりません。

みんなに悲しい思いをさせてしまう

ダメな自分が

イヤでイヤで

腹が立ちます。

泣いても仕方ない…

泣いても仕方ない！

どうにかしなくちゃ
どうにかしなくちゃ

アコちゃんは

泣くのをやめました。

悲しんでいてもどうにもならない。

悲しみを

引っ込めて、誤魔化して、

一生懸命

なんともない顔をつくりました。

その瞬間、

体の外に

吐き出したはずの「悲しみ」が

アコちゃんの心に

逆戻りしてしまったのです。

吐き出したはずの悲しみが

心の中に

戻されてしまい

呆然とするアコちゃんの心ちゃん。

マジか……

心ちゃんは

悲しみを吐き出したい。

アコちゃんに

悲しみを感じ切って

消化して昇華して欲しいのです。

そうしないと

悲しみの感情が

心ちゃんの中で

腐ってしまうからです。

腐ってしまったら

心ちゃんは

他の感情達と

バランスが取れなくなるのです。

心ちゃんは

アコちゃんに

懸命にうったえます。

お願い！

ワタシ、悲しいの！

悲しんで欲しいの！

悲しみを

出して欲しいの。

悲しみが多すぎて

苦しいの！

悲しんで欲しいの！

つづく…

呪縛が暴走するまで①