3月4日に林信男はこのように投稿していました。
「幸福の科学の大川氏が亡くなったことに当てつけて、『創価学会も池田氏が亡くなったら衰退』云々という人がいますが、創価学会のいざという時の危機バネ、団結力は相当なもので、評論家の思考の及ぶところではないと思う。10年以上、池田名誉会長は表舞台に立たずに会長を中心とした会の活動を見守るスタンスをとっており、既に池田名誉会長存命中から『池田以後の和合僧体制は出来上がっている』といえるのではないでしょうか。一部の人がいう『池田以後は衰退』等は、脳内妄想で終わるレベルといえるでしょう。客観的に見ても、創価学会内では青年世代の育成が着実に進んでおり、近い将来、創価学会の世代交代も行われ、超少子高齢化社会における新たなる発展モデルとなる可能性を秘めているように思います。」
今回はこの投稿をもとに、林信男の「過去」と「現在」の発言の比較検証を行います。
■創価学会の「衰退」
この「師匠の姿なき10年間」というのは、林信男が引用している林信男自身の5月2日の投稿から、おそらく、「先生が本幹に出席され」なくなった2010年6月からの10年間を指すのでしょう。
【2021年の林信男の発言】
「(創価学会は)見事なまでに劣化した教団。このままの路線では、『失われた10年』から『衰退加速の10年』となるのは必定」
【2023年の林信男の発言】
「(2010年6月から)10年以上、池田名誉会長は表舞台に立たずに(原田)会長を中心とした会の活動を見守るスタンスをとっており、既に池田名誉会長存命中から『池田以後の和合僧体制は出来上がっている』」、「一部の人がいう『池田以後は衰退』等は、脳内妄想で終わるレベル」、「客観的に見ても、創価学会内では青年世代の育成が着実に進んでおり」、「超少子高齢化社会における新たなる発展モデルとなる」
このように、2021年当時は「見事なまでに劣化した」創価学会の「衰退加速」は「必定」と言っていた林信男ですが、2023年3月4日の投稿では、創価学会は「衰退」どころかすでに「青年世代の育成が着実に進んでおり」、「超少子高齢化社会における新たなる発展モデルとなる」と称賛しています。
「過去」と「現在」の発言を比較すると林信男の「変節」は明らかです。
■会長を中心とした「和合僧」
【2020年の林信男の発言】
「(原田会長を中心とした)教団中枢こそが、破和合僧の元凶です」
【2023年の林信男の発言】
「(原田)会長を中心とした」「和合僧体制は出来上がっている」
2020年当時は「和合僧」を破壊した「元凶」だったはずの原田会長が、今では「和合僧」の「中心」にいると林信男は言っています。
この発言の比較からも林信男の「変節」は明らかです。
なお、林信男は2021年9月10日、原田会長を中心とした「和合僧に反逆して、役職解任」になったうえで、「懺悔滅罪どころか、日々、 enjoy」している様子を投稿していました。
また、この投稿に続ける形で林信男は、役職解任と同時に「『待ってました、おいで』とばかりに、あるところにご縁を頂き」就職できたことで「大御本尊の加護は必ずやある、と確信」することができ、創価学会を離れようかどうか「迷っている方々のお世話をしたいくらい」と自身の心情を吐露していました。

この2つの投稿を見る限り、少なくとも2021年9月10日時点では、林信男が現在のように原田会長を中心とした創価学会を礼賛する姿勢は見られません。
では、一体全体どの時点で、林信男は原田執行部批判から創価学会礼賛へと大転身をとげたのでしょうか。
いずれにしても今回の検証で、さらに明らかになった林信男の「変節」。
未だに何の説明もしないまま現在も投稿を続けている林信男。
林信男は過去もしくは現在のどちらかで、嘘をついているということでしょう。
林信男に問いたい。
お前は誰に嘘をついているのだ?