こんばんは〜!
さてさてさて…
随分更新が遅れてしまいましたが…
いよいよ公開されました…!
皆さんはもう見てくれたかな…!
怪談女装袋の最新作です!
今年は皆さん楽しんで頂けたでしょーか!?
ではでは…制作の工程を振り返りつつ…
編集後記やっていきましょう!!
ちなみに、変な色眼鏡がかからないように、この記事は公開前に書いております!皆さんの反応をみたあとで追記することがあればこちらにまた書きます!
↑ごめん全然間に合わなかった!
実は前作で…
こちら。
前作ですね。去年も同じホラー動画投稿祭りがありまして、その企画に送った作品。
解説の前編だけぶん投げときますますが、
(去年って編集後記じゃなく解説って書いてたんだ…まあいいや今回は編集後記で)
見ての通りホント大変だったんです、これ。
の割には残念なことにあまり伸びず…いや、そういうこと言うのはやめよう。界隈自体がもう…(言い訳)
動画を完成させた大きな達成感より
大きな疲労感を残す結果となってしまいました。
(それでも、やりたいことを最後までやりきった、完成させたという誇りは今もあるけどね。今作を作った上で言うのも良くないですが個人的にあれが最高傑作だと思ってる)
そのため、「なんかもう今回はいいかな…」
っていうのが正直な気持ちでした。
加えて前作以降、全くもってネタが思い浮かばなかったんです。前作が終わってから半年以上悩んでました。なんとなく山や森をテーマにしようってのはあったのかな。でも何度頭をひねってもアイディアは思い浮かばず…
浮かばねぇならもういいや…な諦念が立ち込めた中、
それは唐突にやってきました。
某月某日…(もういつだか覚えてない)
リレー企画班「今年も夏のホラーリレーに出ませんか?」
僕「今年もよろしくお願いします!」
(即答)
…はい。
これまた、嬉しいお誘いがあったわけで。
公募制ならまだしもお誘いとくれば…
断るわけにゃあいかんですよね。
リレー企画班。
彼らには頭が上がらないんですよホント。
なんの報酬もあるわけでないのに、
僕ら何十人って人を束ねて、
最高のイベントを作り上げる彼ら…
やるしかないな…と。
僕なんか、この界隈で顔出ししてるしスタイルだって最悪。「女装」という特に見る人を選ぶコンテンツ。
つまはじきにされたって当然なんですよ。
でも、2年前に素敵なご縁があって、出させてもらうことになって。一生に一度の晴れ舞台のつもりで頑張ったんです。
それがきっかけで僕の名が界隈にだいぶ広がって。
前々作のとき、フォロワーさまが一気に120人くらい増えてたのをまだ覚えています。
そのご縁も今日まで続いているわけで。せっかく呼んでくださったのに失礼な真似はできないんですよ。
特別な事情がない限りは出るべきだろうと。
その機会を用意していただけることがどんなに嬉しいことか。
かくして今作の制作が決まったわけでございます。
後述しますが、他に大きな理由もあったり…(後述)
怪談女装袋は「引き算」から始まる
怪談女装袋ってのは…かなり縛られた中で制作が行われるんですよ。
ストーリーを考える前にまずは、「制作が現実的か」を考えます。もっというと、
撮影場所はどこか、
周りに人はいないか、
通える距離か、
天気による影響はどうか、などなど…
理想を言えばどこかの洋館とか貸し切ってやりたいですよ。
都会の屋上やそれこそ学校まるまる貸し切りたいです。
本当にやりたいのはそういうことなんです。
でも流石に非現実的すぎる。
だから、現実的に考えて、自分のできる範囲で…とある種枷のようなものをつけて始まるんです。
そして何より大事な「期限」ね…今作も割とギリギリだったかな…
参加が決まった時点でもう急いでストーリーを考えることが始まる。今作の制作に当たれる期間はおよそ3ヶ月ほどでした。
前作はもっと長かった。ニコニコのサイバー攻撃があって、運良く期限が伸びたのです。これがなければ、前作は本当にどうしようもなかった。
前作、母娘ともに地獄を見たので、
今作は去年より負担を減らそうと。仕事も変わって去年より余裕もなくなっていたのでこれはもうそうするべきでした。というか去年のが異常過ぎたと思う。。。
と、そんなやや後ろ向きな理由から「死者に会える森」は
始まりました。
コンテは割と苦労せず?
もうあんまり記憶にないね。。。
あ~でも、最初きっかけのようなものを作れてしまえば、あと膨らませていくのは割と難しくなかったです。
1を10にしていく感じね。
でも、0から1にするのは大変だったなぁ…
「怪談女装袋」ってのは本当にくせもので…
「TDNホラー」としては完全に終わらせられないんですよ。
ただ僕が謎に出てきてそのまま死んでじゃ意味がわからない。異物混入にもほどがあるんです。
だから他作品とはだいぶ違う大きな特徴をもたせるようにしてなんとか「いちごぱん♡」というキャラクターを本作にねじ込んでます。
具体的に言うと毎回出てくるいちごぱん♡は性的少数者という特徴を持っています。それが話のフックとなりオチまで左右する、大事な要素となっています。
このさじ加減は本当に難しくてうまくできないと「こいつ誰?」とか「こいつの必要性って何?」
となってしまうわけです。
「怪談女装袋」を名乗るためならではのやり方ですね。
これは第一作から共通して行っている大事なことの一つですね。
つまり、もっと具体的にいうと「ホラー」と「LGBT要素」を絡めないといけない。この時点でだいぶ頭を悩ませる。
前作が終わってから考えてたのはぼんやりと、
「姥捨山」をモチーフに、LGBT要素を持った幼い自分が
捨てられてしまう、みたいな内容でした。(クソつまんねぇなこれ)
考えてて全然ピンとこなかった。
そもそも人怖系の時点でだいぶ人を選びますしね。
ちょっとわざわざ、映像作品として取り上げるテーマでもないかな…というのが正直な気持ち。
頭で考えつつもこれは無いなと早々に切り上げたシナリオでした。
ICG姉貴というキャラクターの難しさ
ここでもうひとつ逡巡させるのがICG姉貴。
僕の元ネタとなるキャラクターです。
(実在する声優さんですが便宜上ここではキャラクターと呼ばせてもらいます)
僕はこのキャラクターが大好きなので真似をしています。第一作では本当に僕がこのキャラクターに成り代わっているトンチキなものでした。
でもずっとそういうわけにはいかない。
二作目以降では何かしら彼女との関係をもたせるようにしました。
して、今作はどうしようか…
これにはだいぶ悩みました。数週間くらい苦しんだ。
でもある程度悩み悩んだ上で一度スっと考え直してみました。
別に彼女が登場しても、生きている必要もないし、
ずっと出ていなくてもいいわけです。
じゃあ、今作は…申し訳ないけど、故人になってもらおう、と考えました。(ま、ラクしたいのが本当の理由ですが)
それでもなぜか人怖にこだわったんですよね。でもこの
辺で考えたオチはもう今作とほぼ同じでしたね。
ICG姉貴といちごぱん♡は恋人同士で、ICG姉貴は亡くなってしまった。以降いちごぱん♡は頭がおかしくなってしまい、それを見かねた野獣が山にハイキングに連れて行く。薬物中毒で山中でICG姉貴の幻覚をみて、
追いかけていくうちに餓死してしまう…
ってのがだいぶギリギリまで固まってました。
これも今思うと面白くないな…でも薬物を大量摂取するシーンとか考えてて…薬の瓶はどうしようかなとか、薬はラムネにして…とか考えてました笑
やっぱりそれもまあ面白くないなで、
今度は、
気の触れてしまったいちごぱん♡を見かねた野獣がなんとか騙していちごぱん♡を山に引っ張りだし、
幻覚を見せるように仕向け(意味不明)
いちごぱん♡を山へおいてくる
みたいなのも考えたり。言わずもがな面白くない。
考えてるうちにもうわけがわからなくなっちゃって。
なんか「シンプルイズベスト」にしたいな…ということで結局、「山の怪異」ということでオチをつけることにしました。
これでよかったのかな、ちょっとこれは今までと比べるとひねりがありません。
反省点はたくさんあるので後にまとめて書きますね。
大きなひねりはなくとも、見てくれている人をまず置いていきたくないんですよね。
いちばん良くないのが、賢いことやりすぎて見てくれる人を置いてきぼりにして、「結局、これなんだったの?」とか「終始わけがわからなかった」
となることだと思うんですよね。
僕は映画作るつもりでやっていますが、見てくれる方は映画を見る気分では見てくれない。
学校終わりとか、夕飯のとき、寝る前とかにぼーっとながめるものだと思うんですよ。
まず第一として「エンターテイメント作品」だと思うんです。
どんなに凝ってても、どんなに話が複雑でも、どんなに編集がうまくてもまずは理解を得られないと「めいさく」とは呼ばれないんです。
故に、簡単なストーリーで今回はやらせてもらうことにしました。(ま、考えるのがつかれただけでもあるんですがね)
たぶんコンテは1ヶ月くらいで今回は作れたと思います。
前作なんかはファミレスで根を詰めたりもしましたが、今回はスムーズにおうちですべて完結させました。
だいたい頭さえできてしまえば、あとは筆が乗る乗る。
特に今作は舞台が森なので、後ろの景色について悩む必要がなかったのが大きい。
キャラの大体の位置さえつかめてしまえばあとはもう簡単。セリフは少し詰まったところもありましたが、多少の苦労で済みました。完成もつかの間、すぐさま撮影が始まりました。
スムーズな撮影!
6月5日、クランクインです。
基本的にコンテ通り、めんどいのは最後にやったりもしますが、大体は順番に撮っていきます。
初めて撮ったシーンはこの後ろ姿かな。
逆にこの白いシーンは家で撮れるから、最後の最後まで先送りにしてた。背景、うまく切り抜けなかったね。。
作品解説
では、解説も挟んでいこうか…
いきなりはじまるオープニング。
今作は「村下孝蔵」を選ばせて頂きました。
で、いつものロゴに「4th Anniversary」の文字が。
実は、厳密に言うと活動は3年。
ただ、怪談女装袋は4作目にあたるのでもういいやと4thでいかせてもらってます。
やっぱり、こういうのやると箔が付くでしょ?
白黒の背景。
意図が伝われば良いのですが、これは過去であることを意味しています。
花畑に映るICG姉貴。
彼女だけカラーなのは、彼女との思い出だけ色褪せてないから、という表現。
反して僕は、荒野に立つ。
今を生きる僕は荒んでいることを表しています。
開始早々、真っ白な世界に現れたいちごぱん♡。
「ひどく、ひどく小さな白い部屋。
遠くで二人の話し声が聞こえる…」
とありますが、これはいったい…?
少しネタバレすると、
このモノローグは僕のもの(僕が発言したもの)じゃないです。
画面が切り替わり、いちごぱん♡はとある森に来ていました。
夢を見ていたのか…?
いや、夢というより…これは…?
と、ふと横から声が。
野獣先輩が声をかけてきました。
どうやら野獣はいちごぱん♡に連れられてこの森に来たようです。それも、半ば無理矢理というか、突拍子もない感じ。
森を歩く彼女。何やらキョロキョロと不思議な様子。
野獣は10年近く会ってなかった彼女の様子を見て、ややいぶかしげになりながらも、ずんずんと森を進む彼女についていきます。
この辺りから各キャラの立ち位置、年齢、設定などが徐々に明らかに。前作は一から丁寧に説明し、長くなってしまったための処置。また、今作のいちごぱん♡はいままでと異なる性質をしているため、それを徐々にあらわにしていく手法を行った。
小さな衝突はいずれ、森が鬱蒼としていくにつれ大きくなりました。そして、野獣は彼女にここに来た理由を問う。
彼女はさも当然のように答えました。
ここは、死者に会える森なのだと。
口論のシーン。ここはコンテ時から間延びが危惧されていたため、極力セリフが削られている。
初期の設定では、いちごぱん♡、野獣がともに超現実主義であり、そんな中ながらも非現実的な噂を盲信している、という背景があった。写真上のセリフはその名残である。
野獣はとある感情を殺すかのように無心に、否定の言葉を投げる。
しかし、彼女にはまるで通じない。
事故で亡くなってしまったICG姉貴を愛していたこと、
再びICG姉貴に会えるならなんでもする気でいること、
彼女にとってICG姉貴が全てだったことを
「非常にわかりやすく」吐露しました。
そうです。ミュージカルパートです。
ここは本当に気に入っています。
当然のようにウィンドウが下降し歌い出すのがもう最高にまぬけみたいですごい好き。
ミュージカルパート、面倒なのでここには乗っけませんが前作にもあったんですよね。でも、前作は自分ではなくICG姉貴の素材を使ったので今年やっと演じれるわけです。シナリオ上僕がやるタイミングがなくてね…
撮影もすげー楽しかったです。
花は本物を使ってます!
曲は同じく村下孝蔵、「花れん」をチョイス。
実はこの曲、撮影ギリギリまで知らなかったんですよね。でもうまいこと巡り会えて、初めて聴いた瞬間「これだ!」ってなりました。
そしてここのシーンですが、実は目標があったんです。
それは、とあるコメントをもらうこと。
そしてこれは前作からの目標でした。残念ながら前作は頂けなかったのですが、今作にして、ついに悲願達成!
そのコメントとは…
そう、「ディズニー」!
これは嬉しかった!
当然と言えば当然かもですが、ここ、ディズニーを意識していたんですよね。だから、それが伝わったようで良かったです!2つももらえて嬉しかった!
ミュージカルパート、次回作でも必須となりそうですね。それとあとごめん、ハズビンホテルはよく知りません…
流れで別れてしまった2人。
いちごぱん♡はそのまま森を奥へ奥へと進んでいく。
陽も落ち始めた頃、彼女に声をかける人が一人。
突如現れた謎の女性。彼女はユウカと名乗りました。
初対面のように見えて、実はどこかで会っている…?
そして、ユウカは「どこか」をみて、「誰か」へ向けて発言をしています。ちらっとネタバレをするとこれは単にメタ、というわけではないです。
ここは作中で重要なシーン。ユウカの意味深な問いかけに対し、いちごぱん♡は髪をたくし上げ意味がわからないと返す。
しかし、後に野獣によって、「いちごぱん♡は嘘をつくときに髪をたくし上げる癖がある」ということが明かされた。
………つまり…?
困惑するいちごぱん♡を尻目に彼女は話を続けます。
そして、いきなりいちごぱん♡に花吹雪を浴びせる。
大量の花に覆われ、いちごぱん♡は一瞬、目を閉じてしまった。
そして、再び開けた視界の先には…
それは何も変わらない、森の姿でした。
「あれ、今何をしていたのだろう…?」
ふと我に返ったいちごぱん♡は
さらにさらに森へと歩みを進めるのでした。
…というわけで、みずな兄貴姉貴を素材として出させていただきました!
前々から使わせていただきたかったので、ようやく!という感じです。彼女については↓をご覧ください。
みずな兄貴姉貴が過去に、素材としてホラー淫夢に出たいと素敵なことを言ってくださったことがありました。
実は、これが今作を制作した一番の理由でした。
めったにない機会、うまく扱えるかは不安でしたが、
彼女のキャラクター性について考えてみました。
自分の近いところに置いて、登場シーンを多くすると、馴れ合いみたくなり嫌なので(反面、敵、怪異という扱いにもしたくなかった)、彼女はミステリアスなキャラを演じていただく事にしました。
(作中の)いちごぱん♡が知らないことをユウカは知っています。
ユウカの行動については、「とあるいちごぱん♡」が行った行為が元になっているようです。
少なくとも今作のいちごぱん♡はただの人間ですが、
ユウカは明らかに異能を持っています。
これは、作品が更に進むに連れ、徐々に明らかになっていく予定です。次回作があればね
一つだけ言っておくと、彼女は敵ではないです。
遠く離れた、ネットのみでのつながりのある人から素材をいただき、使わせてもらう、というのはかなり貴重な体験ができました。僕のしつこい注文を聞いてくれたみずな兄貴姉貴には大変感謝です!
それだけに、素敵な素材を十分に活かしきれなかったのは残念&反省ポイントですね…
次のチャンスがあれば、ぜひとも可愛い素材を使わせていただきます!
場面切り替わり、野獣。
さらに森がだいぶ暗くなってきた…
どうやら一人で森を降りてきてしまったようです。
文句を言いながらも、やはり彼女のことが心配。
戻ろうとするももう出口まで来てしまった。
入れ違いになってはいけない、
自分が迷ったら元も子もない、
きっともうすぐあいつもおりてくる。
助けに行く理由より
ここにとどまる理由を野獣は探していた。
そんな中、道の方から足音が…。
現れたのはTHE 田舎のけったいなおじさん。
笑顔でやたらテンションが高くベラベラと聞いてないことを話す。
談笑の中、どこから来たかを問われ、咄嗟に「そこの森から…」
と言い終わる間もなく…
おじさんの表情が変わった。
いきなり野獣の胸ぐらを使み、すごい剣幕で迫るおじさん。「この森に入ったのか!?」「ここは入ったものは出てこれない、死者を食らう森なんだ!」
気が高ぶったおじさんは不安な表情を見せつつ野獣に聞いた。「他に、この森に入ったやつはいるのか…!?」
そして、野獣は気持ちを押し殺し答えた。
「い、いや…」
…エンディングスタート。
森の中のいちごぱん♡。何やら必死に走っている。
野獣が森のふもとにいたさなか、いちごぱん♡は森にひっそりと佇むICG姉貴を見つけたのだ…。
無我夢中で走るいちごぱん♡。足を引っ掛けてしまった。なぜか血を吐いた。立ち上がろうとするが…
どういうわけか力が入らない。
それでも歩く
しかし どんなに どんなに歩いても
道は進まず 先に進めず あとにも戻れず
ただそこで ふらふらと 不全な踊り子のように
愚かに 惨めに 山へと落ちていく…
踊り子。本当に良い曲だと思います。
未練の立ちきれない愛、
一人虚しく、もう手に入れられないものを求め虚ろにとさまよう哀れな人。そんな姿をこの曲と重ねてみました。おこがましいけどね。
このあたりは完全に編集や撮影の筆がのっていました。
スタッフロールもありきだと曲を使える時間が短くなるのが残念でしたね。
ループしてしまうシーンとか、ICGとの回想とか…もっと凝りたかったですね。走るシーンももうワンカットありましたが、走り方と顔がきもすぎてカットしましたw
…それから、一年の時が流れた。
再び野獣は森へと訪れた。
あの日、野獣はそのままおじさんにこっぴどく叱られたあと、当然のように帰路についた。あたり前のように眠り、当たり前のように翌日も仕事に行った。
そして、今に至るのだ。
この森はどうやら、いわくつきだったらしい。漫画かなんかであるような話だった。
少なくとも現実主義の野獣は信じていない。でも、彼女が戻らないということは、きっと、何かがあったのだろう…野獣の予想だにしない何かが。
免罪符のように献花をし、去ろうとする野獣。
刹那、森がざわざわと揺れだした。
そう、まるで…彼女が森へと消えたあの時のように。
なんの気なしに森の入り口を見やる。
そこで、彼は確かに見た。
森の入り口でひっそりと佇み、恨めしそうにこちらを見る彼女を…
怪談女装袋「死者に会える森」
以上です!今作は前作より話が入り組んでないというか、あっさりしてましたね。分かりやすいといえばそうですが、お話が単純に思われた方もいると思います。
あ、でも…最後の最後まで見てくれた方はわかると思うけど…
今作は、怪談女装袋の軸である大きな情報が開示されましたね。
謎めいた白い世界、そして佇む二人。
冒頭。白い世界。
ここにいるのは、明らかに今作のいちごぱん♡です。
でも、前述したように、どこかこの異質な空間を懐かしんでいるんですね。過去にいたことがある?
それとも…?
お話が終わるかと思いきや、最後の最後にまたこの空間が。
顔の血を見るに、これは死後の世界なのでしょうか?
少なくとも、今作の終わり後のいちごぱん♡であることが伺えます。
わけもわからずあたりを見回す。
そんな彼女を出迎えたのは…
そう、どこで見たことあるかのような二人。
すべてを理解した彼女はそのまま…
ただ黙って、静かに笑みを浮かべた。
あと、4人。
制作においての苦労は少なかったが、反省点の多かった今作
…というのが今回の評価です。
大きなところとしては、ストーリー面。やはりお話として軽めだったこと。まずシンプルにガバです。
ICG姉貴がほぼ出なかったのもマイナス点かと思います。あんまり話を複雑にして視聴者を置いてきぼりにするのは嫌だったので、わかりやすくしたつもりでした。でもあんまりに単純過ぎてしまい、見た人によっては退屈に感じたかもしれませんね。
他には、光や音の方でも工夫がうまくできませんでした。
撮影はどうしても1日では終わりきらず複数日に渡ります。今回は短く6日ほどで撮影が終わりました。
日によって天気や時間帯による日当たり、映像の見え方の変化があり、ある程度は調整をかけ似たような色味にするのですが、今作はそれが難しく、うまく調整ができませんでした。
加えて撮影は滞りなく終わりましたが、編集に取れる時間が思いの外無く、挿入されるhotgooの音量調整もうまくいきませんでした。
割とギリギリだったのかな…
総括
今年は仕事も変わり前作より取れた期間が明らかに少ないながらも、とりあえず完成させられたことに安堵です。何より楽しかったですね。反省点も複数ありましたので、改善点も見つけたい所さんですね。
気になる次回作
うーん…残念ながら一寸先は闇ゆえ、一概にこのタイミングで次回作決定!とは言えないです…。
とは言いつつも、なんとなくやりたい!というテーマがあることにはあります。そのためには時代背景を勉強したり、小道具を用意したりとか、またいろいろな準備が必要ですけどね。。
とりあえず、期待しないで待っててください!
ではまた!長文読んでくれてありがとう!









































