関東目高組 四代目組長 星 泉 -22ページ目



プレミアム会員会員特典<薬師丸ひろ子さん>「20年ぶりの挑戦」 オリジナルアルバム「エトワール」リリース5/20(日) 11:47配信 6 薬師丸ひろ子さん(ビクター提供) 女優で歌手の薬師丸ひろ子さんが今月、20年ぶりのオリジナルアルバム「エトワール」(ビクター)をリリースした。バラードを中心にした全11曲のうち、2曲の作詞も手がけている。一つの物語をつぐむように歌ったという。 今年2月、東京・渋谷のオーチャードホールで開かれたコンサートは、チケットが一般発売初日に売り切れる人気ぶりだった。「Woman“Wの悲劇”より」など往年のヒット曲に加え、新作からも1曲披露された。コンサート終了後、40代とみられる女性が、こう感想を漏らしていた。「薬師丸さんの声って、頭から離れなくなってしまうくらい、くせになっちゃうのよね」 薬師丸さんに「声」について自己評価してもらうと、「自分で言うのもおこがましいんですが、『特殊な声』と言われることがあって。そうなのかなと思いながらも、それが歌っていくことの糧だったり、背中を押してくれたりすることでもあります。自分が音楽活動を続けることができる唯一の理由だとも思います」。 ここ数年、カバーアルバムやライブベストアルバムを出してきたが、オリジナルアルバムは作曲家への依頼などゼロからの出発。2年前から準備を進めてきた。11曲中9曲がバラードで、詞の多くは「半径数メートルの手触りのある世界」をイメージしたという。 「いろんな方に作曲をお願いすると、バラードが圧倒的に多かった。私のイメージだったのでしょうか。2018年に表現したいメロディーや詞がそろいました。カバーアルバムの場合は、自分が歌いたい曲を選ぶのですが、オリジナルアルバムは『この世界を表現したい』という、より強いメッセージを込めることになる。そうでなければ、オリジナルを出す意味が薄くなってしまいますから」 1曲の長さは、平均すると5分余。「映画のサウンドトラックが好きで、車を運転している時に劇中曲を集めたものをよく聴きます。今回のアルバムのイメージとしては、自分の好きな曲に『ことば』がのっていく感じですね。5分ぐらいの一つの物語をつむぐような、そういう長さになっていると思います」 確かに、映画のエンディングを思わせる壮大なバラードが多い。1曲目は自身が作詞した「エトワール」。提供された曲を聴いたとき、人生をキャラバンの旅にたとえた詞が具体的に思い浮かんだという。仕事の合間を縫って世界各国を一人で旅してきたことで知られる薬師丸さん。詞に自らの人生を重ね合わせたのだろうか。そう聞くと、映画「野性の証明」(1978年)で共演した故高倉健さんを引き合いに出した。 「高倉さん、映画の撮影が終わると外国にいらして『幸せじゃないから旅をするんだ』と冗談でおっしゃっていた。私がよく旅をするのは、何か探しているものがあるからでしょうか。それが、自分のかけらなのか、分からないですけど」 作詞したもう1曲に「アナタノコトバ」がある。作家の中勘助(1885~1965年)が、幸福だった幼年期を回想した小説「銀の匙(さじ)」にモチーフを得ている。「おばあちゃん子」だった薬師丸さんの少女時代を想起させる詞は「争いの無い世界なんてない」けれども、「今日を良く生きよう」と結ばれている。つい聞き流してしまいそうなこのフレーズには、意外にもこんな思いが込められていた。 「私が生まれたのは戦後です。だけど世界中で争いがある。大きく言えば戦争です。争いは会社でも、家族でもあるかもしれない。自分の心の中の葛藤も、それでもどうすれば流されずに生きられるのか。私たちは今の世界の中で、自分に与えられた寿命を生きていくしかない。でも、この国に生まれたことをどこかで誇りに思えたり、幸せに思えたりするような自分でいたい。そんなメッセージを込めました」 今後は映画やテレビの仕事に加え、音楽活動に集中して取り組む。全11曲を聴くと、多くの詞に同じ時代を歩んできた人への応援メッセージが含まれていることに気付く。それは、脚本家の岡田惠和さんが詞を書いた「今日がはじまるなら」などのタイトルからもうかがえる。 「私たちの世代はもうすぐ定年ですよね。終活には早いですけど、自分の人生についていろいろ考える時期だと思う。応援歌のように『今日を良く生きよう』と言ったら、みんなに『えっ!?』と言われそうですが、詞に込めた『ことば』は、あなた自身が持っている『ことば』なんだと思ってもらえたらうれしいです」【沢田石洋史】

最終更新: 5/20(日) Yahoo!ニュース Yahoo! JAPANプライバシー 規約 ステートメント 著作権特商法の表示 利用明細 ヘルプ(C) 毎日新聞社(C) Yahoo Japan