「もう少し遠く」
作詞 来生えつこ 作曲 来生たかお
葡萄畑だけ広く 透き通る 初夏の空気
次の駅は 遥か遠くて
レールは まっすぐ のどかに地平を走って
スピードゆるめるカーブ ゆらりと地球が回る
ペンを持つ手 少し休めて
君にしたためる言葉は 言えない See you again
腕時計のあと 日焼けの深さに
白い肌の君を想う
トランクの底ではずした時計に
昔の時間が眠るよ
置いて来た夢と恋と 少しほぐれてく心
次の駅を 示すブレート
ベンキの白さが 綠に浮き立つ季節で
腕時計のあと 眺めてしばらく
旅の長さ胸にしみる
トランクの底にしまい込んだ恋が
ささやきはじめているけど
もう少し遠くはぐれてみようと
レールのひびきが 誘うよ
暑さにOH MY GOD!(笑)
マイブームなんでしょうか?
かわええ。
さて夏到来。
少しでも爽やかな気持ちになろうとこの1曲。
アルバム「ONLY YESTERDAY」からです。
めぞん一刻の挿入歌だったかな?
私の場合、めぞん一刻はあまり見てないので、この歌でアニメが浮かぶことはまずありません。
これは私にはアルバムの曲なんですね。
この曲は…ってかどれもなんだけど、特に聞くたびに声を堪能します。
伸びやかで爽やかで優しくてリリカルで。
♪トランークのおー のところなんてなんて素敵なんだろう♥️とうっとりします。
初夏の車窓の風景
のどかな景色の中を走る電車
手紙を書いているのかただの旅の記録なのか。
日焼けした腕に時計の跡。
時計をトランクにしまい、時間にとらわれない自由な旅でしょうか。
葡萄畑という具体的な景色が冒頭にあるので、電車から見える様子や主人公の電車に座っている様子を頭に浮かべますが、もしかしたらこれは概念的な旅であって本当に電車の旅ではないのかもしれないと思うこともあります。
心の旅と言いますか。
思い出が車窓の向こうの景色のように流れていくけれどそれは人生という旅なのかも。
だからこそ腕時計も外し次の駅は遥か遠い。
夢や恋も過ぎ去ったけれどまだ駅には降り立たない。
またあの恋がよみがえりそうだけど、まだもう少し遠くへ行ってみようか。
そんな事をさらっと前向きに、
ことさら決意をするわけでもなく進んでいく
主人公はどこへ向かうんだろうなぁ。
爽やかな初夏の風を浴びてどこかへ行きたくなる1曲です。
ゴールデンウィークにした電車旅の車窓より。
季節は違うし夕景ですが…。
