どうしても親を許せないあなたへ
過去の自分を振り返ってみたとき、
親に対する怒りが湧きあがってきた人もいるかもしれません。
もしかしたら、あまりにひどい仕打ちを受け、
大きく傷つき、未だ傷を癒すことができない人もいるかもしれません。
「事情はわかる。でも」
そう思うなら、それを否定したり、無理に抑えようとしたり、
無理に自分に言い聞かせようとする必要はありません。
なぜならば、あなたがそう思うことも妥当だからです。
子は親に愛を求め、親は子に愛を与える。
当たり前のことであり、そこがうまくいかなければ、
子が親を憎んだり、許せなかったり、愛せなかったりすることは
当たり前なのです。
まずは自分本位に
例えばあなたが、
親の事情もわかる。根本には愛情があったことも、今なら理解できる。
でも、許してあげれない、素直になれない。優しくしてあげられない。
そう思って、葛藤に苦しんでいるのであれば、
まずはあなたの本音を否定しないでください。
優しくできないのであれば、無理に優しくしなくていいのです。
まずは自分の感情に素直になりましょう。
なぜなら、あなたの本当の心の声は
どんなに蓋をしても、どんなに無視をしても、どんなに無理をして書き変えようとしても
根本的に癒されなければ、必ず心の底に残ります。
蓋をし続ければし続けるほど、
人間として「善人であるべき」と思い、無理に笑っていても、
根本の傷の上に我慢を上塗りしたことによって、逆に複雑化します。
あんなことを言われて辛かった、
こんなことをされてショックだった、
どうして○○してくれなかったの
酷い、傷ついた、許せない
そんな思いがあったなら、まず自覚をしてください。
そして、思う存分その気持ちにどっぷり浸ってください。
罵詈雑言、結構じゃないですか。生きてるって感じがしませんか?(^^
そしてもしも今、親との関係がそこそこ良好であるならば、
親に伝えてみてもいいかもしれません。
(その場合は言葉を選んで、でも、正直な気持ちで)
「お母さんの事情もちゃんとわかる。でも、あの時私はこう思った。ショックだった。
言うとお母さんが傷つくと思ってずっと黙っていた。でも、今でも忘れられない」
自分の気持ちを認め、自分の外に出すことで、一つ区切りがつくこともあります。
そんなことも言いたくない、言えない、言えばケンカになる、
そう思うのであれば、まずは怒りや悲しみを外に出しましょう。
思い出すと怒りで気が狂いそうになるならば、
誰もいないときに壁に向かって雑誌を投げつけたり(一戸建てにお住まいに限りますが・笑)
同じような映画を見て、一人でワンワン声をあげて泣いてみたり。
「聞き上手な」(←ここは重要です)友達に聞いてもらってもよいでしょう。
興味深いことに、人間は、たとえ問題が根本的に解決していなくても、
その感情や頭の中のモヤモヤを外に出すことで、
気が済む(なんとなくスッキリする)のです。
そんなことを繰り返し、考えたりしているうちに、
何か一つの答えに結びついたり、今思っているよりも容易に、
自分の素直な気持ちに向きあい、何かの答えを得るかもしれません。
それでもなかなか、改善されない、または、
「この状態は自分にとって負担だから、早く片づけたい」
そう思うなら、私のように、 手放して天に預けてしまっても良い かもしれません(笑
そうすれば、ある日思いがけない方法で解決につながることが起こるかも。
私たちが、苦しみや悲しみに捕らわれ、愛情を疑って信じられなくて
長い間もがいていたとしても、答えを得るのはほんの一瞬の出来事だったりするのです。
その時を待っていればよいのです。
いずれにせよ、あなたが「改善したい」と思うならば、です。
誰かを愛する、許す、それはあなたの自由意思であって、
何者からも強制されるものではありません。
改善したいと思えないなら、改善しなくて良いのです。
そして、改善する理由は、必ずしも「両親のため」で無くて構いません。
「いつまでもイライラしたり、振り回される自分が損だから。」
それで良いのです。人として「こうあるべき」という形にとらわれないで下さい。
「良い子」になんか、ならなくて結構ですとも。
(大体、それが「良い子」だなんて、誰が決めたんでしょう?
)
まずは傷と向き合い、たとえ溢れ出る自分の感情があまりに激しく、
人として「美しくない」ものであったとしても、それも当たり前。
否定する必要はありません。 それが人間です。
むしろそんな「美しくない」自分を素直に認めた方が、傷は早く治るのです。