行政書士をはじめ、名前の最後に「士」がつく職業を士業(さむらいぎょう・しぎょう)と言ったりします。

 

なかでも、戸籍や住民票など、職務上必要な場合に職権による請求権が認められているものを8士業と呼んでいます。

 

8士業のなかには、行政書士、弁護士、司法書士、土地家屋調査士、弁理士、海事代理士、税理士、社会保険労務士があります。

 

これらは、広義の法律職といえますが、このなかでも法律に関する総合職(ゼネラリスト)と言えるのは、行政書士と弁護士だけです。

 

それ以外の6士業は全て専門職(スぺシャリスト)に当てはまります。

 

それぞれの試験科目を見てみると、一般法を主な試験科目としているか、特別法を主な試験科目にしているかでもある程度見分けることができるでしょう。

 

総合職は、取り扱う法律の数が多く、専門職は少ない傾向にあります。

 

総合職は、様々な種類の仕事がありますが、専門職はある一定の範囲に絞られています。

 

ここから考えると、飽きっぽく、色々な仕事にチャレンジをしてみたい方は総合職を。逆に、ある一定の領域を職人的に極めたい方は専門職を選んだほうが後々のミスマッチを防ぐことができるかもしれません。

 

ただ、総合職である行政書士のなかには、入管専門や建設業専門のように、自分である一定の幅を定めて仕事を受けている専門職型の先生もおられます。

 

そのように、自由に仕事の仕方を決められるのも、行政書士の大きな魅力だと思っています。

 

私は、性格が飽きっぽい部分があり、好奇心が旺盛なので、色々な仕事を経験してみたいと思っています。

 

また、ゼネラリストとしての性格は、行政書士という仕事の醍醐味であるとも感じていますので、依頼された仕事はとにかくやってみようと思うタイプです。

 

これから資格の取得を検討されている方は、ゼネラリストとスペシャリストのうち、どちらが自分に向いているかという観点も資格選びの要素として検討してみてはいかがでしょうか。

 

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