「第5回ジオパーク国際ユネスコ会議」が、12日、長崎県島原半島の島原復興アリーナで始まった。
日本での開催は初めて。
世界から約30か国の地球科学や環境保全の専門家が集まり、特徴的な地形と景観の保護や活用策などについて、話し合う。
鹿児島県関連では、霧島ジオパーク(2010年日本ジオパーク認定)の関係者やジオパークを目指す鹿児島市と三島村の行政担当者なども現地を訪問。
「火山災害の経験から蓄積した教訓を東日本や世界に発信することが、火山と共生する我々の使命だ」と開会式で島原市の横田修一郎市長が挨拶した。
英国の地質学者パトリック・マッキ―バー氏は「ジオパークは地形が国際的な価値を持つだけでなく、地域の生活を守りながら持続可能な形で発達させる事が重要だ」と指摘した。
特に、火山に共生している鹿児島人として、もっと知識をつけ、自然災害への防災意識を高める必要があり、
さらに、ジオパークという事も認識する必要もある。