今日、3月11日は私の個人的な記念日だ。

多分、国籍や宗教が違っても一般的にはおめでたいとされている日だ。


でも、「3.11」と、記号化されてしまった東日本大震災の起きた日にしか思えなくなった。

それでも、家族、友人、知人はそのことには触れずにあたたかくお祝いしてくれた。

もちろん、それは別のことなんだけれども今日は今までとは違う一日になった。

きっとこれからもずっとこんな感じなんだろうな。。。

もちろん、14:26には黙とうした。


こうして無事に生かされていることに感謝するのは、今までと同じなのだがその意味が、重みが全然違う。

あれから1年経ったのかと思うけれど、あの日は自分の身に起きたことで精いっぱいだった。

津波のこと、原子力発電所のこと、国や関係者の対応、色々あったしいろんなことを考えた。いや、まだ全然それは終わってもいないし、何にも解決していない。

これからも、ちゃんと事実を知る努力をしてごまかされたり自分をごまかしたりしないように、と自らを戒めている。


ニュースステーションで最後に古館さんが、原子力発電の問題から逃げずに伝えていくと決意を表明していた。「原子力村」の圧力で番組を追われることになっても本望だとも。

相当な覚悟のいる発言だったろうと思う。古館さんのことはそんなに好きではないが、筑紫哲也さん亡きあとプライムタイムのニュース番組で闘う人もいなくなったし、何の力にもならないけど応援したいと思った。

パフォーマンスに終わるかもしれないけど、それでも何も言わない人よりもずっとずっといいと思う。


向井君もやっぱりこのことから逃げていなくてうれしかった。

あれから一年


スガシカオさんも。

被災地で歌う、ということ。