♪今日はたのしいひな祭り♪なので、一応和菓子を調達。


ご近所でお気に入りの和菓子屋さんを見つけたので、そちらで購入。


桜餡のさくら餅、草餅 各126円
nanakoのブログ

こちらの草餅が非常に美味しかったので、草餅だけを購入するつもりで出かけた。

先日お邪魔した時に、朝美味しそうなお餅を搗く匂いが漂っていることを一緒に出向いた友人に語っていると、お店の方が色々なお話をしてくださった。


餅米が新鮮でいいものでなければ、作っていてもいい匂いにはならないんだそうだ。以前は持ち込みの餅米でお餅を作ったりしていたそうだが、古い餅米を使うといや~なニオイで、いつものいい香りとは全然違って耐えられなかったし、「ウチでそんな悪いお米使ってると思われても困るし(笑)」ってことで、今はお断りしているそうだ。


初めてこちらで豆大福を購入した時の感想 でも書いたが、。水分に頼ることなくしっかりと搗いたお餅独特の弾力。伸びるところまで延びたらぶちっとちぎれる感じのお餅は、やはり原料から拘りがあるのだと納得。


草餅も、乾燥粉末を使っていると黒っぽい点々があるからすぐわかるけど「ウチはね、全部生の草なのよ。生の草でこれだけの色を出そうと思ったら凄くたくさん入れなくちゃいけないの。だから香りもいいし美味しいのよ」と、嬉しそうに語ってくださった。食べることを愛していて、誇りを持って作ったものを売っている方のお話は伺っていても飽きることがない。


その草餅は、しっかりついてあるあっさりしつつちゃんと豆の香りがある粒あんの量がほどいい。それをしっかり包んでいるお餅もしっかりした弾力で、絶妙なもちもち感だしこれ見よがしな香りではない、自然な草餅の香りだ。ホントに私好み。(笑)


さくら餅は、やっぱり西の出身者としては道明寺粉のタイプしか受け付けない。

関東のクレープタイプは別のお菓子だと思っている。(←頑固者)

だから、いくら河西製菓店のものでもクレープタイプのさくら餅を買う気は全くなかった。

が、桜餡って初めて見かけたし興味深々。

お聞きすると、餡には桜の花の塩漬けを混ぜ込んでいるんだそう。

これはいただくしかない!それに、こちらのクレープ(←違うんだけどね・・・)ならきっとしっとりもっちりしているはずだからいいか・・・ってことで、購入。(桜の花の塩漬けって聞こえたけど、よく見ると葉が入っていたので、花は入っていないかも)


恐る恐る、クレープ部分だけかじってみるとやはりもちっとしていて甘味も感じられず美味しい。

餡の部分も、さっぱりしていてクレープと桜の葉と一緒にいただいてちゃんとハーモニーが感じられて、余りの違和感のなさに、味を頭の中で整理する前に一気に食べ終えていた。(笑)

もちろん、私のさくら餅とは違うが、この和菓子はとても美味しかった。


他にも「かぼちゃまんじゅう」とか気になるモノがたくさんあるので、西河製菓さん、これからもお世話になります。_(._.)_


因みに、東京で買える「さくら餅」のお気に入りは仙太郎のもの。黒米さくら餅