永年の課題をクリア!ホットケーキ/パンケーキ好きとしてはクリアしなければならない「万惣 」のホットケーキ。
HP見ると「※ホットケーキは本店でのみお召し上がりいただけます」とか書いてあるし♪
江戸っ子(3代以上都心部在住)と美味しいものの話をしていたら、「神田住まいのおじいさまのところに遊びに行くと、「万惣」に連れて行ってもらってホットケーキを食べるのが楽しみだった」と聞かされ、軽く嫉妬(!)して以来ずっと行ってみたかったのだ。
だって、私は地方都市で子供時代を過ごしているので家以外でいただくホットケーキは不二家パーラーのだったから・・・。
あ、でもそれはそれで、まん丸でギザギザのバターが二つちょこんと乗っていて、それが家のとは違う特別感を醸し出していたから好きだったんだ
けどね。
ギザギザ丸バター
神田の「万惣」には、もちろんその気になればいつでも行けるのだが、これがまた曲者で仕事で秋葉原界隈に行くときにときどき「万惣」の前を通るのでついつい、「ついで」に行きたいとか思ってしまっていた。
食欲大魔王の私ではあるが、可処分時間が潤沢ではないので、なるべく「ついで」に済ませたいのである。(笑)で、今までなかなか時間が合わなかったのだが、やっと今日達成できたのだ。
1Fのショップから入っていき階段を上ると落ち着いたインテリアのテーブル席が広がっていた。昭和からそのまんまのようなモダンインテリアぽくてメンテナンスの行きとどいた雰囲気だ。
いわゆるウェイトレスらしい制服のお嬢さんに「パーラーのご利用でよろしいですか?」と、聞かれた。(その後次々と入店する人々は同様に聞かれていて皆、パーラー目当ての様子。)ホットケーキが出されるのが3Fのレストランなのかこのパーラーなのかわからないので「ホットケーキはどちらですか?」と聞くと、「どうぞ、窓際のお席へ」とウェイトレスさん。
メニューにはフルーツ付きもあったが、やはり初めてのお店ではホットケーキそのものをじっくり味わいたいのでプレーンで紅茶とのセットをオーダー。待つこと10分で登場。
見かけから察するに、卵とお砂糖が多い生地のようだ。
ほら、ふちの部分が美味しそうに薄く茶色に焦げているし♪
この系統は、Westに近いかな?でも、もっと独特。
最近流行りのタイプだとこんな風にはならない。
ほぼ室温になっているバターを乗せてみたがあまり溶けない。でも、外見からは焼き立てにしか見えなかったし、実際口にしても明らかにオーダーされてから焼かれたものであった。
やはりしっかり砂糖が入っているし、卵の香りもする。そのせいでふちの部分が少しカリっとなっていていい感
じだ。口当たりは、最近はやりのモチっとしたものとは対極の少しパサっとした印象。でも、けっして悪い意味ではない。ちゃんと家庭で焼いたスポンジケーキのような肌理はそんなに細かくないけれど材料もシンプルできちんとしている、そんな感じだ。
自分で焼くのは今っぽいテイストなので(←別に自慢ではない)わざわざ外でいただくのであれば、「万惣」のようなオーソドックスなタイプもアリ(←不遜・・・)だな。
でもぉ・・・ちょっと普通のとは違うのでその点は重ねて言っておきたい。(笑)