引っ越して以来、モノを増やさないようにしている一方、インテリアに統一感を持たせるように部屋に置くものは、収納するための入れモノも含め厳選して購入している。
キッチンで使うゴム手袋だって、白い中厚手のものが見つかるまで何件回ったことか。(笑)
で、時間ができるとあらゆるインテリアショップや、雑貨店などを見て回っている。
今まで住んでいた自由が丘は、100円ショップと言うものが無くて、あってもホントに小さくてゴミ袋とか電池とか飴とかインテリア的に全く使えなさそうな色柄の小物しかなかった。
ところ変わって二子玉川は、いきなり駅前の二子玉川ライズにかなりの床面積でしかもゆったりおしゃれな品ぞろえのダイソーがあるし、つい物珍しくて引っ越した当初はやたらと見学に訪れ、いちいち「こんなものまで100円なのね・・・」と感心したり、どこかで見たようなモノについてはオリジナル品の売れ行きを勝手に憂えたりしていた。
渋谷の東急ハンズも最近くまなく見て回ったが、具体的に欲しいものがいくつかあったので、じっくり品定めをしたのだが、本当に欲しいものがない。
売っているものも、100円ショップやインターネットショップでも扱っているようなものが多く、しかもお値段は10倍近くするものも多い。
売り場もなんとなく閑散としていて、全体的な印象もモッサリしていて、少なからずショックを受けたのはつい先日のこと。なんんだか売り場もうっすら埃をかぶっている感じで、「気の流れ」が悪い感じだった。
ものすごく昔にわくわくしながら見て回った二子玉川のキッチン雑貨のお店も、なかなかの品ぞろえではあるがやはり、100円ショップで買えるものが多いし、そうでないものもインターネットのショップでもっと安く買える。
そのお店もなんとなく覇気がなく、在庫管理とかどうしてるんだろう?と、余計な心配までしてしまった。
普通に考えて、日本で商品開発して製造していれば東急ハンズくらいの価格でもおかしくない。いや、それくらいじゃないとみんな生活できないんじゃないか・・・。でも、同じようなものが安ければそちらを買ってしまう自分もいるわけで・・・。
もちろん、100円ショップなんて関係ない生活を送っている人も多いとは思うが、その開発力とコピー能力?と、コスト管理能力の前では、普通の雑貨店は淘汰されていくんじゃないかと、なんとなく暗澹とした気持ちでのお店巡りをしていた最近であった。
だって、100円ショップは楽しいけどそれだけでは満たされないモノもたくさんあるわけで、ちゃんとすみ分けをしておしゃれなお店や楽しいお店も生き残って欲しいもの。。。
ところが、今日久々にじっくり見て回った渋谷のLOFTは、違ってたのだ!
最近の私の家庭雑貨に対する目は相当肥えてる(笑)はずだ。
が、LOFT渋谷店は、そんな私にしてみてもとっても楽しくて、発見と感心の連続だった。
やっぱり雑貨やインテリア系ののお店はこうじゃなくちゃ!
因みに二子玉川のLOFTは、かなり商品構成が偏っているので今の私のニーズからは今一つだった。
たとえば、収納のためのいろんな入れモノにしても本当に使える、デザインが良くてカラーもインテリア的に馴染む様なものがすごくたくさん揃っている。
キッチンで使うキャニスター類も楽しくなるくらい色々あって、それらは1個1000円とかするのだが、100円ショップには決してまねできない美しさや機能性、そして色々なニーズに応えてくれる品ぞろえと展示だった。
洗剤も、ブラシも、お掃除グッズもインテリア的にもOKなものでしかも機能も優れているモノがこれでもかと揃っている。
他も売り場もおおむねそんな感じ。
一番感動したのが、インテリアグリーンの品ぞろえ。
実際に何組も置いてある素敵なソファセットやテーブルなどに合わせて、今一番新しい観葉植物がアレコレ併せてあるのだ。
最近大型の観葉植物もアレコレ見まくっているのだが、一番充実していた。
たしか5年かもう少し前だったと思うが、LOFTの品ぞろえがみるみる貧弱になっていって、ある時なんてエスプレッソマシーンも直火式が1種類しか置いていなかったほどだった。
このときは、買い換えようと思ってあちこち探していたのだが、一番プアな品ぞろえだったことに驚いたのを覚えている。もしかして閉店するのかと心配したほどだった。
もちろん、今日のLOFTはエスプレッソマシーンもあらゆる種類が揃っていて見ていて楽しかった。
それに、水曜日の夜だというのにお店はかなりにぎわっていた。
昨日まで、余計な心配をしていたがちゃんと生き残れるように努力しているお店もあるし、それは決して無理なことではないのを確認できてなんだかほっとしたのであった。(って、私って何者?)