今日、第1回が放送された2012年NHK大河ドラマ「平清盛」。

にもかかわらず、ドラマを見る前の感想を今頃アップしているタイミングの悪い女nanankoである。


2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」では、いい役者がいい仕事していて演出も大友さんを始め素晴らしくて、音楽も佐藤直紀さんで素晴らしかったけど、脚本がナニだったせいで納得できない思いもココでぶちまけてきたが、2011年の「江」はせっかく向井くんが大きな役をもらったのに、脚本を始め何もかもがひどかったので、リタイアしてしまった。


2012年の「平清盛」は、人物監修が「龍馬伝」で素晴らしい仕事ぶりを見せてくれた柘植さんが再び参加されるとのことでとっても楽しみだった。

「江」で向井くんじゃなくて、「ちょんまげふぐ」と名付けた徳川秀忠のひどい人物作り込みを見るにつけ、せめて柘植さんが人物デザインをしてくれていれば・・・と、考えても仕方ないことを思ったりしたのが懐かしい。


先日、羽田空港からの帰宅時に乗った電車で隣に座っていたおじさん(60歳近いと思われる)が、向かいの元先輩と思われるおじさんに「今年の大河ドラマはよさそうですよね。楽しみです」と言っていた。

心の中で「よし、よし」と思った私って何者???でも、それって去年のアレがナニだったって言ってるも同然でしょ?と、しつこく同意を求めてしまうワタクシ。。。


話は激しく外れるが、このおじさんったら年末年始は録画しておいた映画を見たかったがなかなか時間が無かったとか、私とお揃い(?!)のWooooを持っていて、そのカセット式の録画ディスクの話をしたりしていた。更に、どうやらハーフリタイヤらしく平日は、京橋の近代美術館フィルムセンターに入り浸っているみたいで、そこがどれだけ楽しいかを力説していた。いろんな名画を見ているらしい。(笑)眠りに来ている人が殆どだとも。(笑)

土曜日とは言え、散々資料を引っ張り出してコーフンしていたわしら(詳しくはわしらのメンバーtsumireさんのこの記事で 三者三様の東京国立近代美術館フィルムセンター )は、きっと特異な利用者だったことだろう。(笑)

あと、映画のロケ地の話とかしていた。


きっと、このおじさんと職場が一緒だったら、いろいろ話に花が咲くだろうな~と思った。(笑)


先日のNHK「スタジオパーク」のゲスト、中井貴一さんが役者の代表取りまとめ役(笑)として、NHKに交渉したくらいコーンスターチが多用された撮影だったと。「龍馬伝」で使われた手法だとも。(笑)「もちろん、それまでもコーンスターチは使われていたが、あんなに大量に使われることは無かったし、確かに出来上がった「画」を見ると、いい感じなんですけど、我々やっているときはそんなこと分からないし、目の前の相手の表情もわからないくらい使うのはやり過ぎでしょうお???喉にも悪いですし」ですって。


「龍馬伝」で大河ドラマが進化した(←完全な主観)けれど、その遺産が活かされることなく「江」で退化してしまったとか思っていたけれど、ちゃんとこうしてDNAが引き継がれているんだな~と、関係者でもなんでもないのに嬉しかった。

だってさ・・・大友さん達は「大河ドラマ」らしくないことを目指したってことで、佐藤直紀さんの作ってきたテーマ曲も「大河っぽい」と、一度目は却下したくらいだし。(笑)


しかしである。

中井貴一さんがやたらと「今度のは、大河ドラマらしい大河ドラマになっています」とおっしゃっていた。

親子2代、大河俳優といっても過言ではない中井さんが思っている、本来の大河ドラマがどんなものなのか楽しみでもあり、大河ドラマにそんなに興味が無かった私としては少し怖くもある。(笑)